メンズのビジネスカジュアルスタイルにおいて、靴下は重要なファッションアイテムの一つです。
コーデに合っておらず野暮ったく見えてしまったり、派手過ぎて足元だけ浮いてしまったりと、靴下は見える面積が少ないながらも全体の印象に大きく影響します。
そんな大事な靴下ですが、服選びが億劫な40代のワーカホリック男性にとって、靴下で悩むのもまた面倒なものですよね。
そこで今回は、靴下の素材や種類ごとの特徴をはじめ、ビジネスカジュアルスタイルに合った靴下を選ぶ際のポイントなどを紹介します。
ビジネススーツとビジネスカジュアル、靴下はどう違う?
ビジネススーツとビジネスカジュアルは、どちらもオフィスファッションという点では変わりありませんが、靴下の選び方の基準に違いがあります。
ここでは、スーツスタイルとビジカジスタイル、それぞれに合わせる靴下の特徴を紹介します。
ビジネススーツに合わせる靴下は長丈・ダークトーンが基本
ビジネススーツの場合、スネを露出させるのはNGです。
そのため、座った際にスネを見せないよう、長めの靴下を着用するのが基本とされています。
また、フォーマルな印象が強いスーツに対して、白地や派手な柄物ソックスはあまり相性がよくありません。
色を選ぶ際には基本的に、スーツに合わせたブラックやネイビー、グレーなどのダークトーンのものが好まれます。
素材感も重要で、ウールや綿を使用した素肌が透けない程度の薄手の靴下が主流です。
逆に、同じ綿でも厚手すぎるものや、肌が透けて見える薄手すぎるものはNGです。
ビジネスカジュアルは明るい色でもOK
長め丈・ダークトーンが基本のビジネススーツに対し、ビジネスカジュアルは比較的自由度が高めです。
クロップドパンツや丈を短めに詰めたスラックスなどを着用する人が増えてきている最近では、スネが見えるのもそれほど問題視されなくなってきています。
そのため、ビジネスカジュアルでは普段着とさほど変わりない、少し短めの靴下を着用するのが一般的です。
また、スニーカーを合わせた、よりカジュアルなスタイルで通勤するなら、白や柄物の靴下をコーデに取り入れるのもよいでしょう。
靴下の種類と合わせやすいコーデを紹介
靴下の種類は知っているつもりで、いまいちよくわからないという人も多いのではないでしょうか。
ここでは、メンズコーデで使用される靴下の種類と、合わせやすいコーデについて解説します。
ロングホースソックス/ハイソックス
ヒザ下まですっぽりと覆う長めの靴下は、ロングホースソックスまたはハイソックスと呼ばれています。
スネの露出を防げるので、ビジネススーツやフォーマルな装いに用いられる場合がほとんどです。
クルーソックス
長さがふくらはぎ辺りまでの靴下は、クルー丈やクルーソックスという名前で呼ばれています。
長すぎず短すぎず、普段着からビジネスカジュアル、ビジネススーツまで幅広く使われている、一般的な靴下といえるでしょう。
アンクルソックス
くるぶしまでの短めな丈の靴下をアンクルソックスと呼びます。
足首が見える程度に短いため、ロングホースやクルー丈に比べてカジュアルな印象が強くなります。
スニーカーを合わせたカジュアルコーデや、スポーツスタイルにちょうどよいアイテムといえるでしょう。
また、スニーカーを履く少しラフなビジネスカジュアルにも用いられる場合があります。
フットカバー
足裏とつま先、かかとだけを包み、素足で靴を履いているように見える靴下をフットカバーやカバーソックスと呼びます。
ローファーを素足で履くイタリアンクラシコのような大人っぽい服装をはじめ、クロップドパンツ・短パンを履く際、靴下を見せたくない場合に用いられます。
素材別の特徴
靴下は、素材によって履き心地や特徴が異なるため、自分に合った靴下を選ぶには素材について知るのが重要です。
ここでは、素材ごとにどのような特徴があるのかを解説します。
綿
衣類に使われる素材のなかで特にポピュラーなのが、天然素材の綿です。
肌触りが柔らかく、肌への刺激も少ないので敏感肌の人からも人気があります。
また、吸湿性が高く通気性にも優れていて、かつ臭いにくいという、靴下にピッタリの素材ともいえるでしょう。
その一方、綿は繊維に穴が開いている中空素材で、縮みやすいというデメリットがあります。
そのため、ポリエステルやスパンデックスといった化繊と合わせて、縮みを軽減させたり消臭機能を強化したりなどの技術が靴下作りに利用されます。
麻
麻も綿と同様、吸湿性が高く靴下に使用されることの多い天然素材の一つです。
通気性に非常に優れるため、暑い時期に使われる夏用素材としても広く知られています。
汚れがつきにくいというメリットもありますが、染色しにくいというデメリットもあります。
繊維は硬めでシワになりやすく、肌へ当たるとチクチクする場合もありますが、皮膚が丈夫な足裏に繊維が当たってもそれほど気にならないので、靴下に適した素材といえます。
ウール
羊毛から作られるウールは、スーツをはじめとした生地や冬物ニットなどに使われる天然素材として知られています。
冬物のイメージが強く意外に思う人も多いかもしれませんが、熱伝導率が低く、冬は暖かく夏は涼しいという特徴を持っています。
また、吸湿性・防臭性ともに高いのもメリットで、昔から登山用の靴下に多く使われています。
デメリットとしては、摩擦に弱く薄手にしにくい点が挙げられます。
生地感が厚くなってしまうため、一般的な靴下としては冬以外あまり使われません。
シルク
高級素材として知られるシルクも、吸湿性・通気性ともに優れた素材です。
衣類用素材としては最高峰のシルクですが、水に弱いというデメリットがあります。
洗濯の仕方もデリケートで、変色もしやすいなど、扱いにくい素材でもあるため、シルク単体では靴下の素材としては不向きといえるでしょう。
ほかの素材と混合で織り込み、冬の重ね履き用靴下として使われるのが一般的です。
化繊
近頃はさまざまな衣類に使用されている、ポリエステルやポリウレタンなどの化繊。
使い勝手もよく、シワがよりにくい上に丈夫ということもあって、衣類用素材として大変人気です。
吸湿性が低く乾きやすいというメリットもありますが、蒸れやすい靴のなかで長時間使用する靴下の素材としては、単体では向きません。
化繊を綿に混ぜて吸湿速乾性を持たせたり、伸縮性を加えたりと、素材のデメリット部分を補完させるのに適した素材です。
40代男性のビジネスカジュアルに合わせやすい靴下を選ぶポイント
靴下も着用シーンから種類や素材など多くの選ぶポイントがあり、自分に合った靴下を探す際はどういう点に気をつければよいかわからない、という人も多いのではないでしょうか。
特に、靴下で悩むのが面倒な男性にとって、どんなものが適しているのか考える時間すらもったいなく感じてしまうもの。
ここでは、そんな最高効率で仕事を進めたい40代のワーカホリックな男性にちょうどよい靴下を選ぶポイントをお伝えします。
クルー丈かアンクル丈がおすすめ
ビジネスカジュアルを取り入れている男性には、普段着と共用できるクルー丈やアンクル丈の靴下がおすすめです。
長めのパンツを履くときはクルー丈、短めのパンツやスニーカーのときはアンクル丈など、履き方を決めてしまえば靴下で悩む必要はありません。
そのまま、ラフな普段着へも使いまわせるので、クローゼットの靴下が無駄に増えることなく、ミニマムな生活が送れますよ。
デザインはシンプルなものが使いやすい
気軽さをプラスしやすいビジネスカジュアルとはいえ、40代ともなると落ち着きが欲しいもの。
あまり派手なデザインのものは、かえって普段着に合わせにくいのではないでしょうか。
また、気恥ずかしさもプラスされるので、仕事の効率が落ちるほどまでは行かなくとも、慣れが必要になってしまいます。
はじめからシンプルなデザインのものを選べば、どんな服装にも使いまわしやすく、着用シーンでも悩まなく済むのでおすすめです。
洗濯後に見つけやすいものをチョイス
洗濯で靴下の片方が迷子になる問題は、男女限らず古くから人々の悩みのタネになっている、妖怪の仕業とまでいわれている問題です。
また、シンプルなデザインのものは似たような靴下と間違えてしまい、左右別々の靴下を履いてしまう、という可能性もあります。
それらの問題を軽減するために、靴で隠れた目立たない部分に、ワンポイントのデザインが施されているものをチョイスすれば、似た靴下と混同せず、洗濯後の管理にも役立つのでおすすめです。
常に組み合わせがわかって管理できれば、片方が行方不明になる問題も減らせる可能性があります。
通気性のよさも重要
靴の中が蒸れると、不快なだけではなく疲れも感じてしまいますよね。
蒸れにくく、さらりとした質感が続けば、1日を通して仕事に集中しやすくなるので、通気性のよさは特に気にしたいところです。
臭いが気になりにくい素材を選ぶ
蒸れは快適性だけではなく、嫌な臭いも発生させてしまうもの。
足の臭いでお悩みのワーカホリックな男性も多いのではないでしょうか。
足の臭いを軽減するには、通気性のよさに加え、臭いが気になりにくい素材を選ぶのも重要です。
靴下素材で臭いが気になりにくい素材としては綿が挙げられます。
通気性と速乾性を高められる化繊との混合生地の靴下を選べば、防臭性に加え乾きやすさと蒸れにくさが合わせられるのでおすすめです。
自分に合った靴下を履いて快適なオフィスワークを!
40代ワーカホリック男性の、ビジネスカジュアルスタイルによく合う靴下を選ぶポイントは以下の4点。
- 種類はクルー丈かアンクル丈
- デザインはシンプルで落ち着いたもの
- ほかの靴下と混ざりにくいワンポイント柄入り
- 素材は通気性がよく臭いが気になりにくいもの
ビジネスカジュアルスタイルの場合、スーツと違い普段着と共用できる靴下でも問題ないので、長すぎないクルー丈やくるぶしが見えるアンクル丈を選ぶとよいでしょう。
色はホワイトやブラックなどの落ち着いた単色のものが使いやすく、洗濯でほかの靴下と混ざらないよう目立たないところにワンポイントがあると尚良し。
通気性と防臭性の高い素材を用いた靴下を選べば、蒸れた靴の中でも快適に履けるのでおすすめです。
自分に合った靴下を履いて快適なオフィスワークを行えるよう、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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