駅から会社までのわずか10分。 オフィスに着く頃には背中もワキもびっしょりで、会議室に入る前にトイレの鏡で汗ジミをチェックする——そんな朝のルーティン、心当たりがありませんか。
マンダム「汗とにおいに関する意識調査」(2026年)によると、全体の4割以上が「ここ数年で汗の量や不快感が増えた」と回答しています。 もはや猛暑は日本の"通常モード"になりつつあるんですよね。
しかし、同じ猛暑の中でも「涼しい顔」をしている人は確かに存在します。 その差は体質ではありません。 服の選び方と着こなしの設計にあります。
本記事では、汗が目立たない色・素材・シルエットの選び方から、インナー戦略、シーン別コーデ、洗濯ケアまで、"崩れない側の男"になるための全知識を一気に解説します。 単なる汗対策ではなく「猛暑でも余裕のある印象をつくる」ための服装設計を、この1記事で手に入れてください。
なぜ"同じ暑さ"なのに、崩れる人と崩れない人がいるのか?
真夏のオフィス街を歩けば、誰もが汗をかいています。 それなのに「あの人はなぜ涼しげに見えるのだろう」と感じた経験、ありませんか。
私たちmy day編集部が夏のPOPUPイベントでお会いしたお客様からも、「同じ電車に乗っているのに、自分だけ崩れている気がする」という声を何度もいただきました。 これ、気のせいではないんです。
マンダムが東京・大阪の男女800人を対象に実施した「汗とにおいに関する実態調査」(2023年)では、マスクのない直接対面が増えたことで、汗と臭いに関する意識が急激に高まっていることが明らかになっています。 さらに2026年の同社調査では、汗ケアアイテムの使用シーンとして「通勤・通学の直後」が25.1%で1位に。 汗対策はもはや「生活インフラ」として日常化している——そんな実態が浮き彫りになりました。
IMARC Group(2025年)のレポートによると、日本の男性用グルーミング製品市場は2024年に約53億6,400万米ドル(約8,000億円規模)に達し、2033年までさらに成長が見込まれています。 清潔感への投資がビジネスの印象を左右する時代、汗対策は身だしなみの"必修科目"と言えるでしょう。
汗ジミ・べたつき・臭い——"崩れ"を構成する3つの要素
「崩れて見える」の正体を分解すると、3つの要素に行き着きます。
第一に汗ジミ=視覚的な不潔感。 スワローチェーン(2026年)の調査によると、汗染みが気になる部位は「ワキ」が73.7%で最多。 汗染みが最も気になる衣類の色は「グレー」が43.3%でした。 ワキに広がった濃いシミは、本人が思う以上に周囲の目に入っています。
第二にべたつき=シルエットの崩壊。 汗を吸った生地が肌に張り付くと、体のラインが不自然に浮き出し、だらしない印象を与えてしまいます。
第三に臭いへの不安=自信喪失。 「自分は臭っていないか」という心理的プレッシャーは、商談やプレゼンでの集中力を確実に奪います。
カスタマーサポートに寄せられる質問でも「汗ジミが気になって腕を上げられない」「夏は人前に出るのが億劫になる」といった声が特に多く、汗の問題は服選びだけでなくメンタル面にも大きく影響しているのです。
「汗をかかない」は無理——だから"見えない設計"にする
汗は体温調節のための生理現象であり、止めることはできません。 制汗剤で一時的に抑えることはできても、猛暑の通勤で完全に汗を防ぐのは非現実的でしょう。
では、崩れない人は何をしているのか。 答えはシンプルです。
「汗をかかない努力」ではなく、「汗が見えない・響かない服の設計」をしている。 具体的には、色×素材×シルエット×インナーの4つの要素を最適化すること。 この4つを正しく組み合わせるだけで、同じ量の汗をかいていても「崩れて見えない」状態をつくることができます。
次章から、それぞれの要素を順番に深掘りしていきましょう。
汗が"見えない"服の色と柄の選び方——知るだけで差がつく配色の法則

汗対策の第一歩は「色選び」です。 …と言うと当たり前に聞こえるかもしれませんが、ここで差がつく人が本当に多い。
お客様からいただいた声では「グレーのTシャツで大失敗した」「ベージュのポロシャツが一瞬で汗ジミだらけになった」というエピソードが圧倒的に多く寄せられます。 実は、汗ジミの目立ちやすさは色によって劇的に変わるのです。
汗ジミが目立たない色ベスト3——白・黒・ネイビー
汗染みが目立ちにくい色は、白・黒・ネイビーの3色。 なぜこの3色なのか。
その原理はシンプルで、水分を含んだ生地は光の反射が変わり、濡れた部分が暗く見えやすくなります。 つまり、もともと色が濃い服は濡れても色の変化が小さく、逆にもともと白い服も濡れた部分との差が出にくいということ。
白——汗対策の最強カラー
白は汗ジミがほとんど目立たず、夏のコーデにぴったりです。 ただし、他のカラーと比べると汚れが目立ちやすく着用感が出やすいため、こまめな洗濯が欠かせません。 黄ばみリスクについては後述のケア編で詳しく解説します。
黒・ネイビー——ビジネスとの相性も抜群
黒やネイビーなどのダークカラーは、もともと色が濃いため、汗で濡れても色がほとんど変わりません。 ただし黒は太陽光を吸収しやすく体感温度が上がるデメリットがあり、長時間の屋外活動には向かない場合も。 ネイビーはビジネスシーンとの相性も抜群で、汗対策と清潔感を両立できるバランスの良い選択肢でしょう。
販売データを見ると、夏場はネイビーと白のTシャツが他のカラーに比べて明らかにリピート率が高く、「迷ったらこの2色」というお客様が非常に多い傾向にあります。
要注意カラー——グレー・ベージュ・パステルが危険な理由
一方で避けたい色も明確です。
グレーは汗ジミが目立ちやすい色の代表格。 汗で濡れると色が濃くなり、乾いた部分との差がくっきり出てしまいます。 同様にベージュも汗ジミが目立ちやすいので要注意。
パステルカラー(水色・ミント・薄ピンクなど)も、濡れると色が濃くなり、元の色との濃淡差が大きいため汗ジミが浮き上がってしまいます。
descenteの実験データ(2023年)でも、コットン100%のTシャツ10色を比較した結果、ライトグレーとベージュが最も汗ジミが目立つという結果が出ています。
ただし「グレーが好き」「ベージュを着たい」という方もいるでしょう。 その場合は、後述するインナーの併用や、速乾素材のグレーを選ぶことで大幅にリスクを軽減できます。 好きな色を諦める必要はなく、対策を知っているかどうかが分かれ目です。
柄の力を活用する——ストライプ・小柄で汗をカモフラージュ
色だけでなく「柄」も汗ジミ対策の強い味方になります。
FABRIC TOKYO(2023年)の実験でも、「柄が入っているとより染みを隠せる」という結果が確認されています。 特に細ストライプや小さなチェック柄は、汗で濡れた部分と乾いた部分の境界線をぼかしてくれる効果があり、ビジネスシーンでも上品に取り入れやすい一石二鳥の選択肢。
POPUPイベントでお会いしたお客様が「ストライプのシャツに変えてから、外回りでも汗ジミを気にしなくなった」とおっしゃっていたのが印象的でした。 無地にこだわらず、柄の力を味方につけるのも賢い戦略です。
【Q&A】色選びに関するよくある質問
Q. ネイビーと黒、どちらが汗対策に向いていますか?
A. 汗ジミの目立ちにくさはほぼ同等です。 ただし、黒は太陽光を吸収して体感温度が上がりやすいため、屋外で過ごす時間が長い日はネイビーのほうが快適でしょう。 ビジネスシーンでの汎用性もネイビーに軍配が上がります。
Q. 白Tシャツは透けが心配です。対策はありますか?
A. 白Tシャツの透け対策は、ベージュのインナーを仕込むのが鉄板です。 白のインナーは逆に透けやすいので注意してください。 詳しくはインナー戦略の章で解説しています。
Q. グレーのTシャツをどうしても着たい場合は?
A. 速乾素材(ポリエステル混)のグレーを選び、さらに吸汗速乾インナーを必ず着用してください。 この2つを組み合わせれば、コットン100%のグレーと比べて汗ジミの目立ち方が大幅に軽減されます。
汗に強い素材の選び方——コットン信仰を捨てると世界が変わる
「Tシャツはやっぱりコットンが気持ちいい」——その感覚は間違いではありません。 けど、汗対策の観点では、コットン100%は実は最も不利な選択肢の一つなんです。
意外ですよね。 素材選びの常識をアップデートするだけで、夏の快適さは劇的に変わります。
コットン100%が夏に不向きな理由
多くのTシャツに使われるコットンですが、汗を吸収するとなかなか乾きにくいという弱点があります。 コットンは吸水性に優れる一方、繊維が水分を抱え込んでしまうため速乾性が低い。 結果として、汗を吸った生地が重くなり、肌に張り付き、シルエットが崩壊する——という悪循環に陥りやすいのです。
なぜ吸水性が高いのに乾かないのか。 コットンの繊維は内部に水分を取り込む「吸湿」の性質を持っているため、一度吸った水分を外に放出するのに時間がかかります。
カスタマーサポートに寄せられる質問で多いのが「コットンのTシャツが汗でびしょびしょになって、午後までずっと不快だった」というもの。 肌触りの良さと汗対策は、コットン100%では両立しにくいジレンマがあるのです。
ポリエステル・メッシュ・接触冷感——機能素材の正しい選び方
ポリエステルは速乾性が高く、汗で濡れても乾きやすいため汗ジミが目立ちにくい素材です。 1日中サラッとした肌触りをキープできるところが最大の魅力。
descenteの実験(2023年)では、同じグレーでもコットン素材とポリエステル素材で汗ジミの目立ち方に大きな差が出ることが確認されています。 FABRIC TOKYO(2023年)の比較実験でも、ポリエステル100%で速乾性と接触冷感性があるジャージー素材が、着心地・シワ耐性ともに高い評価を受けました。
「ポリエステル=スポーツウェアっぽい」というイメージを持つ方も多いかもしれません。 …実は違います。 近年はコットンライクな風合いを実現した高品質ポリエステル素材が急速に増えています。 高密度に織られたポリエステルや、表面にマットな質感を持たせた加工素材なら、ビジネスシーンでも違和感なく着用できるでしょう。
接触冷感素材(=肌に触れた瞬間にひんやり感じる特殊素材)も注目の選択肢。 触れた瞬間に体の熱を奪い外へ発散してくれる仕組みです。 ただし冷感効果の持続性は素材や環境によって異なり、動いて体温が上がると効果を感じにくくなる場合もある点は留意しておきましょう。
編み方で差がつく——鹿の子・シアサッカー・メッシュの通気性
素材だけでなく「編み方・織り方」も快適さを大きく左右します。 ここ、意外と知らない方が多いんです。
鹿の子(カノコ)はポロシャツに代表される生地で、ニット編みの一種。 網目の凹凸がはっきりしており、肌との接触が面ではなく点になるため、肌離れがよく、汗をかいてもべたつきを感じづらいのが魅力です。 汗を分散させやすい構造のため、一部分だけが濡れる状態を防いでくれます。
シアサッカーは生地表面の凹凸のおかげで肌との接地面積が少なく、汗をかいてもべたつかないのが特長。 シアサッカーのジャケットやパンツは、クールビズスタイルにも最適で、見た目にも涼しげな印象を与えてくれます。 糸の織りとしわで肌への接地面が小さくなるため、サラッとした着心地が楽しめるでしょう。
実際に200名のお客様にアンケートを取ったところ、「鹿の子ポロシャツに変えてから夏の通勤が楽になった」という回答が最も多く、次いで「ポリエステル混のシャツで汗ジミが気にならなくなった」が続きました。
【Q&A】素材に関するよくある質問
Q. ポリエステルは安っぽく見えませんか?
A. 確かに薄手でテカリのあるポリエステルは安価な印象を与えがちです。 しかし、高密度織りやコットンライク加工が施された素材であれば、見た目も触り心地もコットンと遜色ありません。 選ぶ際は「光沢が控えめか」「生地に適度な厚みがあるか」をチェックしてみてください。
Q. リネン(麻)は汗対策に有効ですか?
A. 麻は吸汗性が高く乾くのも早いため、気化熱の作用によって体表面の熱を外へ放出してくれます。 通気性は抜群ですが、シワになりやすいデメリットがあり、汗ジミの目立ち方は色次第。 ネイビーや白のリネンなら汗対策と涼しさを両立しやすいでしょう。
Q. 「接触冷感」は本当に涼しいですか?
A. 着た瞬間のひんやり感は確かにあり、特に着替えた直後やエアコンの効いた室内では効果を実感しやすいです。 ただし、屋外で長時間動き続けると体温で素材自体が温まるため、持続性は環境や体質によって異なります。 過信せず、他の対策と組み合わせるのが賢い使い方です。
"崩れない"シルエットとサイズ感の法則——ジャストサイズが正解とは限らない
色と素材を正しく選んでも、サイズ感を間違えると台無しになる。 これが重要。
汗対策において見落とされがちな「シルエット」の重要性について解説しましょう。
「肌離れ」が最強の汗対策——ゆとりシルエットの科学
ジャストフィットのTシャツは体のラインをきれいに見せてくれますが、汗をかくと生地が肌に密着し、汗ジミが一気に表面に出てしまいます。
汗対策の鍵は「肌離れ」(=肌と生地の間に適度な空間をつくること)。 肌と洋服にすき間ができることで、風通しがよくなり汗ジミもできにくくなるのです。
肌と生地の間に空気の層ができると、風が通り抜けて汗の蒸発を促進してくれます。 さらに、生地が肌に直接触れないことで、汗が生地の表面に染み出しにくくなるという二重のメリットがある。
お客様からいただいた声では「ワンサイズ上のTシャツに変えただけで、汗ジミが劇的に減った」というご報告も少なくありません。 「生地の風通しがよく、今の季節はちょうどイイ感じに着れそうです」というレビューにもあるように、適度なゆとりが快適さと見た目の両方を向上させてくれます。
体型別・年代別のベストなサイズ感
ただし「ゆとり=オーバーサイズ」ではありません。 だぼだぼの服はだらしなく見えるリスクがあり、特に30代以上のビジネスパーソンにとっては逆効果になることも。 体型と年代に合わせた最適なバランスを見つけることが大切です。
細身体型の方
タイトフィットではなくレギュラーフィットを選ぶのがおすすめ。 身幅に2〜3cmのゆとりがあるだけで、肌離れが格段に良くなります。
標準体型の方
リラックスフィット(=身幅・アームホールにゆとりを持たせたシルエット)が最適解。 肩の縫い目が肩先よりやや外側に落ちる程度が目安です。
がっちり体型の方
胸囲と身幅に十分な余裕を持たせつつ、着丈は適正に保つことでスッキリした印象を維持できるでしょう。
年代別では、30代はトレンドのリラックスシルエットを自然に取り入れやすい世代。 40代は「きちんと感」と「ゆとり」のバランスが重要で、袖丈や着丈が長すぎないよう注意が必要です。 50代は上質な素材感と適度なゆとりで品格を保つスタイルが好印象。
いずれの年代も「肩幅は合っているか」「着丈はベルトが隠れる程度か」を基準にすると失敗しにくいでしょう。 ただし体型や好みには個人差がありますので、可能であれば試着して確認することをおすすめします。
【Q&A】サイズ選びに関するよくある質問
Q. ゆとりフィットだと、だらしなく見えませんか?
A. ポイントは「肩幅」と「着丈」を合わせること。 この2つさえ適正なら、身幅にゆとりがあっても清潔感のある印象を保てます。 肩の縫い目が肩先から2cm以上落ちると「借りてきた服」感が出るので、そこがボーダーラインです。
Q. オンラインで買うとき、サイズ選びで失敗しないコツは?
A. 手持ちの「ちょうどいい」と感じる服の実寸を測り、購入サイトのサイズ表と照合するのが最も確実です。 特に身幅・着丈・肩幅の3点を比較すれば、大きな失敗は防げます。
インナー戦略——"着ない派"が損している決定的な理由
「暑いのにインナーなんて着たくない」——その気持ちは痛いほどわかります。 けど、汗対策の観点では、インナーを着ないことこそが最大の失敗かもしれません。
「1枚で着る」vs「インナー+アウター」——体感温度の意外な真実
暑い夏には「できるだけ服の枚数を減らしたい」とインナーを省く人も多いですが、汗対策を考えるならきちんとインナーを着ることがおすすめです。
地肌に直接ワイシャツを着ると、汗をかいたときに肌に張り付き不快で、汗ジミが目立ったり汗臭の原因になったりします。 吸汗速乾機能を持つインナーは、肌から出た汗を素早く吸収・拡散し、アウターへの汗移りを防いでくれます。
「2枚着ると暑くなるのでは?」——これ、最も多くいただく質問の一つです。 正直に言うと、逆なんです。
吸汗速乾インナーは汗を気化させる過程で体表面の熱を奪うため、むしろ体感温度が下がるケースが多い。 ミズノ(2026年)の解説によると、吸汗速乾性を搭載したインナーは汗を吸収し速く乾かせるため、不快なペタペタ感が気にならず、心地よく着用できるとされています。
インナーの役割を整理すると、①汗の吸収・拡散、②アウターへの汗移り防止、③透け防止(特に白シャツ)、④臭いの軽減——の4つ。 POPUPイベントでお会いしたお客様が「インナーを変えただけで、ワイシャツの汗ジミがゼロになった」と驚いていたのが忘れられません。
シーン別・最適インナーの選び方
インナーは「何を着るか」だけでなく「どんな形を選ぶか」が重要です。
ビジネス(ワイシャツの下)——Vネック×半袖が鉄板
Vネックはワイシャツの第一ボタンを外したときに下着が見えにくいのが特徴で、クールビズのようにノーネクタイのときに重宝します。 ワイシャツの下に着るなら袖ありがおすすめで、ワキの汗を直接ワイシャツに移さない効果が期待できます。 脇汗パッド付きのタイプなら、さらに安心。
ビジカジ(Tシャツ1枚着)——ノースリーブ×ベージュ系がベスト
インナーが透けないように、肌馴染みがいい色にするのがポイントです。 白・ベージュ・淡いピンクがおすすめですが、特にベージュは日本人の肌色に近く、白Tシャツの下でも透けにくい優秀カラー。
カジュアル(ポロシャツ等)——クルーネック×接触冷感素材
休日のリラックスしたシーンでは、冷感効果で体感温度を下げることを優先するのも良い選択です。
見落としがちな下半身のインナー対策
汗対策はトップスだけでは不十分。 ここ、意外と盲点なんです。
「汗が足にまとわりつく」「汗でズボンがべたつく」という方にはステテコがおすすめで、スラックスを長持ちさせる効果や、レザーや布地の椅子を汚しにくくする役割があります。 ひざ下丈のニーレングスタイプなら、スラックスの下に履いてもシルエットに響きません。
鹿の子編みのステテコは、凹凸のある編み地が肌との接触面積を小さくし、汗をかいてもべたつきにくいというメリットがあります。
販売データを見ると、夏場のステテコの売上は年々増加傾向にあり、特にビジネスパーソンの購入比率が高まっています。 ひざ裏や太ももの汗は自分では気づきにくいものの、椅子に座ったときにスラックスに汗ジミとして現れることがあるため、下半身のインナー対策も忘れずに。
【Q&A】インナーに関するよくある質問
Q. インナーは毎日洗濯すべきですか?
A. はい、基本的に1回着用ごとの洗濯が理想です。 汗を吸ったインナーを放置すると雑菌が繁殖し、臭いの原因になります。 速乾素材のインナーなら夜に洗って干せば翌朝には乾いているので、2〜3枚のローテーションで回せます。
Q. 脇汗パッド付きインナーは本当に効果がありますか?
A. 脇汗が特に気になる方には非常に効果的です。 パッドが汗を吸収してくれるため、アウターへの汗移りをほぼ完全にブロックできます。 ただし、パッド部分がゴワつくと感じる方もいるので、薄手のタイプを選ぶのがコツです。
シーン別「崩れない夏コーデ」5選——通勤からオフまで

ここまでの知識を実際のコーディネートに落とし込みましょう。 すべてのコーデに共通するのは「汗が目立たない色」「速乾素材」「肌離れの良いシルエット」の3原則です。
通勤・商談で"涼しい顔"をキープするビジネスコーデ
シーン①:真夏の通勤(ビジネス)
ネイビーのドレスシャツ×ライトグレーのスラックス×ベージュVネックインナー。 ネイビーシャツは汗ジミがほぼ見えず、ライトグレーのスラックスとの組み合わせで清涼感を演出。 インナーにベージュのVネック半袖を仕込むことで、シャツへの汗移りを完全にブロックします。 シャツはポリエステル混の速乾素材を選ぶと、オフィスに着く頃にはほぼ乾いている状態に。
汗対策ポイント:①ネイビー×速乾素材で汗ジミゼロ、②Vネックインナーで透け・汗移り防止、③スラックスの下にニーレングスステテコで下半身もケア。
シーン②:クールビズ(ノーネクタイ)
白のポロシャツ(鹿の子編み)×ネイビーのスラックス。 ポロシャツは鹿の子編みの凹凸が肌離れを良くし、白は汗ジミが目立たない最強カラー。 ネイビーパンツとの組み合わせは、きちんと感と涼しさを両立する王道スタイルです。
汗対策ポイント:①鹿の子編みで通気性UP、②白×ネイビーの鉄板配色、③ポロシャツの下にノースリーブインナーで脇汗ガード。
クールビズ・ビジカジで差がつく大人の夏スタイル
シーン③:オフィスカジュアル
ネイビーのサマーニット×白のTシャツ(レイヤード)×グレージュのスラックス。 サマーニットは緩めの編地が自然な落ち感を演出してくれます。 Tシャツ以上ジャケット未満の「ちょうど良いきちんと感」が、30代・40代のビジカジスタイルに最適。
お客様からいただいた声でも「サマーニットを取り入れてから、Tシャツ1枚のときより印象が良くなったと言われた」という報告が増えています。
汗対策ポイント:①ネイビーニットで汗ジミ回避、②通気性の良い編み地で蒸れ防止、③レイヤードでインナーが汗を吸収。
休日・猛暑日でも崩れない——カジュアルコーデの汗対策
シーン④:休日のお出かけ
黒のクルーネックTシャツ×リネン混のワイドパンツ×レザーサンダル。 黒Tシャツは汗ジミ・黄ばみの両方をカバーでき、リネン混パンツの通気性と合わせれば、猛暑日でも快適。 パンツはネイビーやベージュ系を選ぶと、黒トップスとのコントラストで爽やかさが出ます。
汗対策ポイント:①黒Tシャツで汗ジミ完全ガード、②リネン混素材で風通し確保、③ゆとりシルエットで肌離れキープ。
シーン⑤:猛暑日の外回り
白のストライプシャツ(ポリエステル混)×ネイビーパンツ×接触冷感インナー。 外回りが多い日は、柄のカモフラージュ効果と速乾素材のダブル対策が心強い味方。 ネッククーラーやハンディファンなどの小物も積極的に活用しましょう。
汗対策ポイント:①ストライプ柄で汗ジミカモフラージュ、②ポリエステル混で速乾性確保、③接触冷感インナーで体感温度ダウン。
【my day提案】通気系アイテムで"毎日同じ"でも崩れない
私たちmy dayは「毎日同じ服を着るワーカホリックな男性のための定番服」をコンセプトにしています。 汗対策においても、毎朝「今日は何を着よう」と悩む時間をゼロにすることが理想。
ネイビー・白・黒の3色で、速乾素材×肌離れの良いシルエットのトップスを2〜3枚ローテーションするだけで、猛暑の夏を最小限のアイテムで乗り切れます。 色と素材の法則さえ押さえれば、「毎日同じ」でも「毎日崩れない」が両立する——それが私たちの提案する夏のワードローブ設計です。
汗をかいた服の正しいケア——黄ばみ・臭い・ヘタリを防ぐ洗濯術
汗対策は「着る前」だけでなく「脱いだ後」のケアも同じくらい重要です。 ここを怠ると、せっかくの対策が台無しになります。
汗には皮脂やタンパク質、塩分、尿素などの汚れ成分が含まれていて、これらが普段の洗濯では完全に落としきれないことがあります。 残った汚れ成分をそのまま放っておくと、空気中の酸素と反応して、黄ばみに変わってしまう。 せっかく汗ジミが目立たない白Tシャツを選んでも、黄ばんでしまっては本末転倒でしょう。
帰宅後すぐやるべき3ステップ
ステップ①:脱いだらすぐハンガーで陰干し
すぐに洗濯できない場合でも、脱いだ服を洗濯カゴに丸めて放置するのはNG。 風通しの良い場所にハンガーで吊るし、汗の水分を飛ばすことで雑菌の繁殖を抑えられます。
ステップ②:汗ジミ部分に部分洗い剤をなじませる
黄ばみを防ぐには、汚れが残りやすい部分を前もって部分洗いするひと手間が効果的。 ワキ・襟・背中の汗が集中する部分に、液体洗剤や部分洗い用スプレーを塗布しておきましょう。
ステップ③:24時間以内に洗濯する
夏の洗濯で最もやってはいけないことは、洗濯物を溜め込み放置すること。 汗をたくさんかいた洗濯物を溜め込むと、雑菌が繁殖し臭いが発生します。 理想は「帰宅→シャワー→洗濯機」のルーティン化。 毎日洗濯が難しい場合は、除菌スプレーをかけて通気性の良いカゴに入れておくだけでも違います。
カスタマーサポートに寄せられる質問で多いのが「何回着たらクリーニングに出すべきか」というもの。 汗を大量にかく夏場は、基本的に1回着用ごとの洗濯が理想です。 ただし、スーツのジャケットやスラックスなど毎回洗えないアイテムは、着用後にブラッシング+陰干しを習慣化し、2〜3回着用ごとにクリーニングに出すのが目安でしょう。
白Tシャツの黄ばみを防ぐ・落とす方法
白は汗ジミが目立たない最強カラーですが、黄ばみリスクが最大の弱点。 で、この黄ばみ、正しい方法を知っていれば防げるし、落とせます。
予防策
着用前に、襟やワキの内側にベビーパウダーを薄く塗っておくと、皮脂が繊維に直接浸透するのを防ぐクッションになります。 これ、プロのスタイリストも使っている知恵です。
落とし方
40℃程度のぬるま湯に酸素系漂白剤を適量溶かし、汗臭い衣類を30分〜1時間程度つけおきし、その後通常通り洗濯機で洗います。 ポイントは「水ではなくぬるま湯」を使うこと。 酸素系漂白剤は温度が高いほど効果を発揮しますが、熱湯は繊維を傷めるため40〜50℃が適温です。
漂白剤は塩素系ではなく酸素系を選ぶことが鉄則。 塩素系は色柄物を脱色してしまうリスクがあり、取り扱いに注意が必要です。 なお、素材によっては漂白剤が使用できない場合もあるため、必ず洗濯表示を確認してから行ってください。 特にシルクやウールなどのデリケート素材は、プロのクリーニングに任せるのが安心です。
【Q&A】洗濯・ケアに関するよくある質問
Q. 汗臭い服を翌日まで放置してしまった場合、どうすればいいですか?
A. 40℃のぬるま湯に酸素系漂白剤を溶かし、1時間ほどつけおきしてから通常洗濯してください。 それでも臭いが残る場合は、つけおき時間を2時間に延ばすか、重曹を大さじ1杯追加すると効果的です。
Q. 速乾素材の服も毎回洗濯すべきですか?
A. はい。 速乾素材は乾きが早いため「汚れていない」と感じがちですが、汗の成分(皮脂・塩分)は繊維に残っています。 放置すると臭いや黄ばみの原因になるため、着用ごとの洗濯をおすすめします。
Q. 柔軟剤は使ったほうがいいですか?
A. 速乾素材の場合、柔軟剤の使いすぎは吸水性を低下させることがあります。 使用する場合は規定量の半分程度に抑えるか、速乾素材対応の柔軟剤を選ぶのがベターです。
よくある失敗と対策——"崩れる男"がやりがちな5つのミス
最後に、汗対策でありがちな失敗パターンをまとめておきます。 一つでも心当たりがあれば、今日から改善できるポイントです。
失敗①:グレーのコットンTシャツ1枚で通勤 → 対策:ネイビーまたは白の速乾素材に変更し、吸汗速乾インナーを着用する。
失敗②:「暑いからインナーは着ない」と判断 → 対策:吸汗速乾インナーはむしろ体感温度を下げる。 騙されたと思って1週間試してみてください。
失敗③:ジャストサイズにこだわりすぎて肌に密着 → 対策:身幅に2〜3cmゆとりのあるサイズを選び、肌離れを確保する。
失敗④:汗をかいた服を洗濯カゴに丸めて放置 → 対策:脱いだらすぐハンガーで陰干し。 24時間以内に洗濯する習慣をつける。
失敗⑤:白Tシャツの黄ばみを放置して買い替え → 対策:酸素系漂白剤×ぬるま湯のつけおきで復活可能。 予防にはベビーパウダーが効果的。
まとめ——"崩れない男"になるためのチェックリスト
本記事で解説してきた内容を、最後にチェックリストとして整理します。 夏の服選びの前に、ぜひ確認してみてください。
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□ トップスの色は白・黒・ネイビーを基本にしているか
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□ グレーやベージュを着る場合、速乾素材+インナーで対策しているか
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□ ストライプや小柄など、柄のカモフラージュ効果を活用しているか
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□ コットン100%ではなく、ポリエステル混や機能素材を選んでいるか
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□ 鹿の子・シアサッカーなど、肌離れの良い編み地を取り入れているか
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□ ジャストサイズではなく、身幅に2〜3cmゆとりのあるサイズを選んでいるか
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□ 吸汗速乾インナーを着用しているか
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□ インナーの形(Vネック/ノースリーブ)をシーンに合わせて選んでいるか
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□ インナーの色はベージュなど肌馴染みの良い色を選んでいるか
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□ 下半身のインナー(ステテコ等)も取り入れているか
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□ 汗をかいた服を24時間以内に洗濯しているか
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□ 白Tシャツの黄ばみ予防・対策を実践しているか
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□ 酸素系漂白剤×ぬるま湯のつけおき洗いを習慣化しているか
猛暑は止められません。 しかし、「崩れて見えるかどうか」は自分でコントロールできる。
正しい知識と少しの工夫で、汗をかいても余裕のある印象をキープする——それが"崩れない男"の正体です。 今年の夏は、この記事の知識を武器に、涼しい顔で猛暑を乗り切りましょう。
■この記事について
my day編集部|「毎日同じ服を着るワーカホリックな男性のための定番服」をコンセプトに、30-50代男性に向けた実用的なファッション情報を発信しています。ブランド設立から累計販売着数は10万着を突破。お客様の声を大切に、本当に役立つ情報だけをお届けします。
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