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とにかく涼しい「通気性のいいメンズ服」|夏のビジネスを快適&端正に乗り切る方法

毎朝、駅に着くだけで汗だく。 クールビズって結局どこまでOK? 涼しい服が欲しいけど、ビジネスで浮かないか不安——。

夏のビジネスシーンで、こうした悩みを抱えている方は少なくないはずです。

日本気象協会(2026年)の長期予測によると、2026年夏も梅雨入り・梅雨明けが早めで猛暑となる見込み。 近年の記録的な暑さに匹敵する高温の可能性が指摘されています。 もはや「夏のビジネス服」は、見た目だけでなく機能面から真剣に考えるべきテーマなんです。

この記事では、素材の選び方から、アイテム別の涼しい服の選び方、ビジネスシーン別のコーディネート術、インナーや小物を含めた「涼しく過ごす総合テクニック」まで、1記事で夏のビジネス服の悩みを丸ごと解決します。

もう夏服選びで迷わない。 「涼しさ」と「端正さ」を両立する具体的な方法を、my day編集部がお届けします。

まず知っておきたい「涼しい服」の基本——素材と織りで体感温度が変わる理由

「涼しい服」と一口に言っても、その仕組みを正しく理解している方は意外と少ないかもしれません。

カスタマーサポートに寄せられる質問で多いのが、「結局どの素材を選べば涼しいのですか?」というもの。 …実は、涼しさを決めるのは素材だけではありません。 「素材」「織り・編み」「機能加工」という3つの視点の掛け合わせで決まります。

ここでは、以降のアイテム選びで迷わないための判断軸を身につけていただきます。

涼しさを決める3つの要素——通気性・吸湿性・速乾性

服の涼しさは、大きく3つの要素で決まります。

①通気性(=空気の通りやすさ)は、衣服内にこもった熱気を外に逃がす力。 ②吸湿・吸水性(=汗を吸い取る力)は、肌表面の汗を素早く生地に移す力。 そして③速乾性(=乾くスピード)は、吸い取った汗を蒸発させて気化熱で涼しさを生む力です。

重要なのは、この3つのバランス。

たとえば通気性が高くても吸湿性が低い素材は、汗が肌に残ったまま蒸れを感じやすくなります。 逆に吸水性が高くても速乾性が低い素材は、汗を吸ったまま重くベタつく。

汗で湿った肌に生地が密着すると、肌と生地の間の空気層が失われ、通気性が悪くなるため、服内に湿気がこもりやすくなり不快指数が上昇します。 つまり、「涼しい服」とは、この3要素が高い次元でバランスしている服のことなんです。

天然素材と化学繊維——それぞれの得意・不得意を正直に比較

素材選びは、天然素材と化学繊維の特性を正しく理解するところから始まります。 主要素材の特徴を整理しましょう。

天然素材の特徴

  • コットン(綿):吸水性に優れ、肌触りが柔らかい。一方で速乾性はやや低く、汗を吸った後に乾きにくいという弱点があります。柔らかさ・吸湿性から、衣類や寝具に古くから使用されてきた定番素材です。

  • リネン(麻):コットンやシルクに比べて大変優れた通気性があり、繊維の中では最も涼しい素材といわれています。熱伝導率が大きいため、体温を外に放熱させ涼しく感じられるのが特徴。ただし、シワになりやすい点は留意が必要です。

  • サマーウール(夏用ウール):羊毛は「呼吸する繊維」と呼ばれるほど吸湿性が高い素材。細番手のウールは通気性も確保でき、ドレープ(=生地が自然に垂れるシルエット)が美しいためビジネスに最適です。

化学繊維の特徴

  • ポリエステル:速乾性が非常に高く、シワになりにくい。ただし繊維自体の吸湿性は低いため、加工なしでは蒸れやすいのが正直なところ。

  • ナイロン:軽量で耐久性に優れるものの、吸湿性・通気性はポリエステルと同様に低め。

  • レーヨン:木材パルプ由来で吸湿性は高いが、水に弱くシワになりやすい。

混紡素材のメリット

コットンとリネンを混ぜ合わせることで、コットンの柔らかさとリネンの通気性を兼ね揃えた、より快適な生地になります。 同様に、コットン×ポリエステルの混紡は、吸水性と速乾性・形態安定性を両立できるため、ビジネスシャツの定番となっています。

ここで各素材の特性を簡単にまとめておきます。

  • コットン:通気性○/吸湿性◎/速乾性△/シワ耐性△/ビジネス適性◎

  • リネン:通気性◎/吸湿性◎/速乾性○/シワ耐性×/ビジネス適性○

  • サマーウール:通気性○/吸湿性◎/速乾性○/シワ耐性○/ビジネス適性◎

  • ポリエステル:通気性△/吸湿性×/速乾性◎/シワ耐性◎/ビジネス適性◎

  • コットン×ポリ混紡:通気性○/吸湿性○/速乾性○/シワ耐性○/ビジネス適性◎

※体感には個人差があります。 織り方や加工によっても変わるため、あくまで素材単体の傾向です。

織り方・生地構造で変わる涼しさ——シアサッカー、鹿の子、メッシュの違い

同じ素材でも、織り方・編み方で涼しさは大きく変わります。 これ、意外と見落とされがちなポイント。

表面に凹凸がある生地は、肌との物理的な接触面積を減らす「肌離れの良さ」を発揮するため、ベタつきを防ぐのに効果的です。 代表的な夏向き生地を見てみましょう。

  • シアサッカー:糸を縮めて織る「しぼ」が特徴的で、生地は比較的軽量。凹凸があることで肌やインナーに直接触れる面積が少なくなり、ベタツキ感が軽減されるのが魅力です。アイロン不要という実用性も見逃せません。

  • 鹿の子(カノコ)編み:ポロシャツに多く使われる編み方で、表面の凹凸が通気性を確保。適度な厚みがあるため、汗をかいても肌が透けにくい利点もあります。

  • オックスフォード:縦横の糸を2本ずつ交差させた織り方で、通気性と耐久性のバランスが良好。ボタンダウンシャツの定番生地です。

  • からみ織り(カラミ織り):2本の糸を捩じった太い糸で織り、目が粗いことが特徴。メッシュ状に小さな隙間があるので通気性が高く、さらっとしたドライタッチで肌触りも快適です。三陽商会(2026年)では、中空糸の軽量性とカラミ織の通気性を掛け合わせた進化版クールビズウェアを発売するなど、業界でも注目される織り方です。

【Q&A】「涼しい素材」に関するよくある疑問

Q. リネンのシワはビジネスでNGですか?

A. 結論から言えば、適度なシワは「リネンの風合い」として許容されるケースが増えています。 ただし、くしゃくしゃに見えるほどのシワはだらしない印象を与えるため、コットンリネン混紡を選んでシワを軽減するか、着用前に霧吹きで整える工夫をするとよいでしょう。 最近はリネンのシワを「味」として楽しむ傾向も広がっています。

Q. 接触冷感は本当に効果がありますか?

A. 接触冷感は、肌が生地に触れた瞬間に熱が移動することで「ひんやり」と感じる仕組みです。 持続的に冷やし続けるわけではありませんが、通勤時や席に着いた瞬間など、肌と生地が触れるタイミングで効果を実感できます。 効果の感じ方には個人差がある点はご留意ください。

Q. コットン100%とポリエステル混紡、夏はどちらが涼しい?

A. 一概には言えませんが、「肌触りの涼しさ」ならコットン100%、「汗をかいた後の快適さ」ならポリエステル混紡に軍配が上がります。 汗をかきやすい方は、速乾性に優れた混紡素材のほうがストレスが少ないでしょう。

Q. 機能性素材は洗濯で効果が落ちませんか?

A. 吸汗速乾加工の多くは繊維構造そのものに由来するため、洗濯で大幅に効果が落ちることは少ないとされています。 ただし、柔軟剤の使いすぎは繊維表面をコーティングしてしまい、吸水性能を低下させる原因になるため注意が必要です。

【トップス編】ビジネスで使える「涼しいシャツ・ポロシャツ」の選び方

夏のビジネスシーンで最も重要なアイテムは、間違いなくトップスです。

POPUPイベントでお会いしたお客様が「夏はジャケットを脱ぐから、シャツ1枚の見え方がすべてを決める」とおっしゃっていたのが印象的でした。 …これ、本当にそのとおりなんですよね。

お客様からいただいた声では、「涼しくてきちんと見えるシャツがなかなか見つからない」「ポロシャツをビジネスで着ていいのか判断がつかない」という悩みが特に多く寄せられています。

夏のビジネスシャツ——素材・織り・襟型で差がつく涼しさ

夏のビジネスシャツ選びで注目すべきは、素材・織り・襟型の3ポイントです。

素材は、コットンリネン混紡、吸汗速乾機能を搭載したポリエステル混紡、からみ織りのコットンなどが有力な選択肢。 高機能素材のクールマックスは、もともとスポーツウェアに使用されていましたが、機能性に優れていることからビジネスウェアにも多く採用されるようになりました。

織りは、先述のからみ織りやオックスフォード、シャンブレー(=経糸と緯糸で異なる色の糸を使い、霜降りのような表情を出す織り方)が夏に適しています。

襟型は、ノーネクタイでも襟が崩れにくいボタンダウンやホリゾンタルカラー(=襟の開きが大きいタイプ)が重宝します。 ノータイでも襟元がだらしなく見えないのは、忙しい朝には地味にありがたいポイント。

さらに、形態安定・ノーアイロン加工を備えたシャツは、洗濯後のアイロンがけを省くだけでなく、1日中着用していてもシワのない状態を維持しやすいため、多忙なビジネスパーソンに最適です。 夏は汗でシャツがくたびれやすいからこそ、この実用性は大きな武器になります。

色の選び方も見逃せません。 ウェザーニュース(2023年)の実験によると、気温30℃の屋外で白のシャツは表面温度が30℃だったのに対し、黒や深緑色のシャツは50℃を超えたという報告があります。 白・サックスブルー・ライトグレーは、汗ジミが目立ちにくく清涼感もあるため、夏のビジネスシャツの鉄板カラーといえるでしょう。

ビジネスで使えるポロシャツ・ニットポロの選び方

ポロシャツのビジネス活用は、年々広がりを見せています。 ORIHICA(2025年)では、夏におすすめの前開きビズポロを合わせたジャケパンスタイルを提案しており、ボタンダウンなので襟立ちがきれいでノータイスタイルもきちんときまると紹介されています。

ビジネスで使えるポロシャツを選ぶポイントは3つ。

①台襟付き(=シャツのように襟の付け根に高さがあるタイプ)であること。 これによりジャケットを羽織ったときにシャツ同様の端正さが出ます。

②鹿の子素材の通気性の高さを活かしつつ、生地に適度な厚みがあるものを選ぶこと。 薄すぎると安っぽく見え、インナーが透ける原因にもなります。

③サマーニットポロという選択肢も検討に値します。 ハイゲージ(=目の細かい編み地)のニットポロは、上品な光沢があり、40代・50代のビジネスシーンでも違和感なく着こなせるのが強みです。

半袖と長袖——ビジネスでの正解はどっち?

ビジネスシーンのシャツは「長袖」が原則。 とくにジャケットを羽織る必要がある場合は必ず長袖を選びましょう。 ただし、社内勤務やカジュアルな職場では半袖も十分に選択肢になります。

半袖シャツの「おじさん見え」を防ぐには、袖口が適度に細いデザインを選ぶことが鍵。 袖口が細いと腕がたくましく見え、全体のシルエットが引き締まります。 ダボっとした袖口の半袖シャツは、どうしても野暮ったい印象になりがちです。

長袖でも涼しく着る方法はあります。 折返しの幅を細めにしてコンパクトにまとめ、肘は出さない程度に腕まくりするとルーズな印象が抑えられます。 からみ織りやリネン混など涼しい素材の長袖シャツなら、腕まくりしなくても快適に過ごせるケースも少なくありません。

販売データを見ると、近年は「長袖の涼しい素材シャツ」の需要が伸びています。 半袖・長袖の二択ではなく、「涼しい長袖」という第三の選択肢が定着しつつあるのは面白い傾向です。

【ボトムス編】夏でも涼しいスラックス・パンツの選び方

トップスに比べて見落とされがちなのが、ボトムスの涼しさ。 ここ、盲点なんですよね。

お客様からいただいた声では、「上半身は涼しい素材を選んでいるのに、パンツが暑くて結局汗だく」という声が少なくありません。 実際に夏のPOPUPイベントでお会いしたお客様の多くが、パンツの蒸れに悩んでいました。

夏用スラックスの素材比較——サマーウール・リネン混・高機能ポリエステル

主要な夏用スラックス素材の特徴を整理します。

  • サマーウール:涼しさ◎/ドレープ◎/シワ耐性○/洗濯△(クリーニング推奨)/ビジネス度◎

  • コットンリネン混:涼しさ◎/ドレープ○/シワ耐性△/洗濯○/ビジネス度○

  • 高機能ポリエステル(ストレッチ系):涼しさ○/ドレープ○/シワ耐性◎/洗濯◎(家庭洗濯OK)/ビジネス度◎

サマーウールは吸湿性とドレープの美しさでビジネス適性が最も高い素材。 コットンリネン混はカジュアル寄りのビジネスカジュアルに最適で、涼しさは抜群ですがシワには注意が必要です。 高機能ポリエステルのストレッチパンツは、洗濯のしやすさとシワ耐性で忙しいビジネスパーソンの強い味方。

好みや職場のドレスコードに合わせて選ぶとよいでしょう。

シルエット・丈感・ウエスト仕様——快適さときちんと感を両立するポイント

シルエットはテーパード(=裾に向かって細くなるライン)が万能です。 適度にゆとりがありながらスッキリ見えるため、30代〜50代の体型を問わず対応できます。

ワイドパンツは風が通るメリットがあるものの、ビジネスシーンではカジュアルに見えるリスクがあるため、職場の雰囲気を見極めて判断してください。

丈感については、アンクル丈(=くるぶしが見える長さ)は涼しさの点では優秀ですが、保守的な職場ではカジュアルすぎると判断される場合もあります。 フルレングスでも裾幅を絞ったテーパードシルエットなら、十分にスッキリ見えます。

ウエスト仕様では、ゴムシャーリング入りやアジャスター付きのパンツが、体型変化にも対応しやすく快適。 見た目はベルトループ付きの通常仕様と変わらないものが多いため、「楽なのにきちんと見える」という理想を叶えてくれます

体型別・年代別パンツの選び方ガイド

年代によって体型の悩みは変わります。 で、悩みが変わればパンツの選び方も変わる。 ここでは年代別のポイントを整理しました。

  • 30代:スリムテーパードで攻めのシルエットを。まだ体型に自信がある時期だからこそ、やや細身のラインが映えます。ただし、あまりにタイトだと汗で張り付きやすくなるため、ストレッチ素材を選ぶのが賢明です。

  • 40代:お腹まわりに余裕を持たせた「ゆとりテーパード」が正解。ウエストはワンサイズ上げるよりも、アジャスター付きで微調整できるタイプが見た目を損ないません。ヒップのヌードサイズ(=実寸)に対して約5〜6cmのゆとりを目安にすると、座ったときの窮屈感が軽減されます。

  • 50代:ウエストの楽ちん仕様に加え、センタープレス(=パンツの中央に入った折り目)入りを選ぶことで、リラックス感ときちんと感を両立。ノータックよりもワンタック入りのほうが、腰まわりにゆとりが出て快適に過ごせるでしょう。

【ジャケット・アウター編】真夏でも必要なシーンに備える「涼しいジャケット」

「真夏にジャケットなんて無理」——そう思っている方にこそ知ってほしい話があります。

素材と仕立てを正しく選べば、驚くほど涼しいジャケットが存在するんです。 カスタマーサポートに寄せられる質問で多いのが、「急な商談でジャケットが必要になったとき、何を持っていけばいいのか」という声。 備えあれば憂いなし、です。

夏ジャケットの素材選び——シアサッカー・リネン・高機能ポリエステル

シアサッカーは、生地の凹凸が肌への接地面を減らし、通気性が良くなるのが最大の特徴。 蒸し暑い日本の夏でも快適に過ごせるスーツとして、多くのビジネスパーソンに選ばれています。

MEN'S EX ONLINE(2024年)では、「仕事で着る夏ジャケットは"ダークシアサッカー"を迷わず選ぶのが正解」と提案されており、無地ダークカラーのシアサッカースーツは、ビジネスに相応しい落ち着きと清涼感を両立するアイテムとして注目されています。 白×青のストライプ柄はカジュアルな印象が強いため、ネイビーやチャコールグレーの無地を選ぶのがビジネスでは安心です。

リネンジャケットは涼しさでは最強クラスですが、シワが目立ちやすいのが正直なデメリット。 コットンリネン混やリネン×ポリエステル混紡など、シワを軽減した素材を選ぶとビジネスでも使いやすくなります。

高機能ポリエステルのジャケットは、防シワ・ストレッチ・軽量性を兼ね備え、出張や移動が多いビジネスパーソンに最適。 シアサッカーもシワが目立ちにくく、カバンに入れて持ち運ぶシーンでも安心なため、出張用ジャケットとしても人気があります。

軽量で涼しい仕立ての見極め方——アンコン・背抜き・芯地なし

ジャケットの涼しさは素材だけでなく、仕立て(構造)にも大きく左右されます

  • アンコンストラクテッド(アンコン):芯地や肩パッドを省いた軽量な仕立て。肩の構築感が控えめなため、リラックスした印象に仕上がります。

  • 背抜き:裏地を背中部分のみ省いた仕様。通気性が向上し、ジャケットの重量も軽くなります。

  • パッチポケット:ポケットを外側から貼り付けた仕様で、カジュアルな印象を加えつつ軽量化に貢献。

「持ち運べるジャケット」という発想も重要です。 移動中は畳んでバッグに入れ、商談の直前にサッと羽織る。 そんな使い方ができるシワに強い素材×軽量仕立てのジャケットは、夏のビジネスの心強い相棒になります。

セットアップ活用術——1セットで着回す夏のビジネスワードローブ

セットアップ(=同素材のジャケットとパンツのセット)は、夏のビジネスワードローブの核となるアイテムです。 上下揃えて着ればスーツ感覚で使え、別々に着回すことも可能。

  • ジャケット×チノパン:ジャケットだけ取り出してジャケパンスタイルに

  • パンツ×ポロシャツ:パンツだけ使ってカジュアルダウン

  • 上下セットアップ×ノーネクタイ:商談やプレゼンにも対応できるフォーマル寄りのスタイル

お客様からいただいた声では、「セットアップ1セットで1週間の着回しの幅が格段に広がった」という反応が多く、特に出張の多い40代のビジネスパーソンから高い支持を得ています。

正直に言うと、夏のビジネス服で「何を買えばいいかわからない」という方には、まずセットアップ1セットを揃えることをおすすめしたい。 それだけで着回しの選択肢が一気に広がります。

【シーン別コーデ】夏のビジネスを涼しく乗り切る着こなし実例5選

ここまで学んだ素材・アイテムの知識を、実際のビジネスシーンに落とし込んでみましょう。

「明日からこれを真似すればいい」——そう思っていただける5パターンを厳選しました。

スーツ必須の日&ジャケット着用の日のコーデ

コーデ①:スーツ必須の商談日

サマーウールのセットアップスーツ×吸汗速乾機能搭載のホワイトシャツ×ノーネクタイ。 スーツはネイビーやグレーなど涼しげな色味を選ぶと、上品でスマートな印象に仕上がります。 サマーウールの吸湿性とドレープが、猛暑日でも端正な佇まいをキープしてくれます。

涼しさポイント:サマーウールの高い吸湿性+吸汗速乾シャツの速乾性で、汗をかいてもベタつきにくい。 フォーマル度:★★★★★

コーデ②:ジャケット着用のクライアント訪問

ネイビーのシアサッカージャケット×白の厚手無地Tシャツ×グレーのテーパードスラックス。 ジャケットの凹凸構造が通気性を確保し、Tシャツのカジュアルさをジャケットの端正さでバランスします。

涼しさポイント:シアサッカーの肌離れの良さ+Tシャツの快適さ。ジャケットを脱いでも様になる。 フォーマル度:★★★★☆

クールビズ・オフィスカジュアルの日のコーデ

コーデ③:社内勤務のクールビズ

サックスブルーのボタンダウンシャツ×ネイビーのテーパードスラックス。 清涼感のあるブルー系のシャツは、自分だけでなく周りも涼しい雰囲気にしてくれます。 ノーネクタイでもボタンダウンの襟が立体感を保ち、だらしなく見えません。

涼しさポイント:オックスフォード生地の通気性+サックスブルーの視覚的清涼感。 フォーマル度:★★★☆☆

コーデ④:ビジネスカジュアルOKの日

ネイビーのニットポロ×ベージュのリネン混チノパン×レザーローファー。 ニットポロの上品な光沢がカジュアルになりすぎるのを防ぎ、リネン混チノパンの通気性で下半身も快適に。 足元はローファーで抜け感を演出します。

涼しさポイント:鹿の子編みニットの通気性+リネン混の速乾性。 フォーマル度:★★☆☆☆

猛暑日の外回り——機能性重視のコーデ

コーデ⑤:猛暑日の外回り

接触冷感・吸汗速乾機能付きのホワイトポロシャツ×チャコールグレーのストレッチスラックス×レザーメッシュベルト。 機能性を最大限に活かしつつ、色合わせで清潔感を確保します。 インナーには汗ジミ防止のベージュVネックインナーを必ず着用。

涼しさポイント:接触冷感の瞬間的な涼感+吸汗速乾で汗をかいてもサラサラ+ストレッチパンツの動きやすさ。 フォーマル度:★★☆☆☆

色合わせのコツ:夏のビジネスコーデは、白・ブルー・ライトグレーを基調に、ネイビーで全体を引き締めるのが基本。 暗い色を多用すると重たく暑苦しい印象になるため、明るいトーンを意識するとよいでしょう。

服だけじゃない!インナー・小物・習慣で差がつく「涼しく過ごす技術」

涼しい服を選んでも、インナーや小物、日々の習慣が伴わなければ効果は半減します。 …これ、意外と知らない方が多いんです。

実際にお客様アンケートを実施したところ、「服は気をつけているけど、インナーや小物まで意識している人は少数派」という結果が出ました。 ここでは、服以外の「涼しさの底上げテクニック」を体系的にご紹介します。

機能性インナーの選び方——接触冷感・汗ジミ防止・透け対策

夏のビジネスシーンでシャツの下にインナーを着るのは、今やマナーといっても過言ではありません。 インナーなしでは汗ジミが目立ち、シャツが肌に張り付いて透けるリスクも高まります。

選び方のポイントは3つ。

①Vネックで襟元から見えないこと。 クルーネックだと、シャツの第1ボタンを開けたときにインナーが覗いてしまいます。

②ベージュまたはライトグレーを選ぶこと。 白のインナーは意外と透けやすく、ベージュのほうが肌色に馴染んで目立ちません。

③接触冷感・吸汗速乾機能付きであること。 脇汗パッド付きのタイプなら、汗ジミ対策も万全です。

シームレスタイプを選ぶと、外からはインナーを着ているのがわからないほど存在感が薄れ、上品なシャツスタイルにまとまります。

靴・ベルト・小物の涼しさアップデート

:ローファーやスリッポンは、紐靴に比べて足の甲の通気性が良く、脱ぎ履きも楽。 ビジネスシーンではレザー素材のローファーを選べば品格を保てます。 ただし、フォーマルな場面では内羽根のストレートチップが無難な点は留意してください。

ベルト:涼感を高めたいなら、メッシュベルトを取り入れるという手もあります。 少しカジュアルな印象になりますが、レザー素材ならビジネスシーンにも難なくマッチ。 ノージャケットスタイルではベルトが目立つため、靴と色を揃えると統一感が生まれます。

バッグ:リュック型ビジネスバッグは両手が空き、荷重が分散されるため背中の片側だけに汗が集中するのを防げます。 ただし背中との接触面は蒸れやすいため、メッシュ素材のバックパネルを採用したタイプを選ぶとよいでしょう。

汗対策の習慣——制汗・着替え・冷感グッズの活用術

涼しさは「服選び」だけでなく「習慣」でも底上げできます。 以下は、出勤前〜帰宅までの汗対策タイムラインです。

  • 出勤前:制汗剤(ロールオンタイプが持続性◎)を脇・首筋に塗布。シャワー後の清潔な肌に塗るのがポイント。

  • 通勤中:冷感タオルや携帯扇風機を活用。駅に着いたら汗が引くまで少し待ってからオフィスへ。

  • 午前中:汗をかいたらこまめにハンカチで押さえる。擦ると肌を傷めるため、「押さえ拭き」が基本。

  • 昼休み:汗をかきやすい方は、予備のインナーに着替えるのも有効な手段。ジップロックに入れてバッグに忍ばせておくと省スペース。

  • 午後〜帰宅:汗拭きシートでリフレッシュ。ニオイが気になる場合は、ミョウバン系の制汗剤が効果的です。

販売データを見ると、夏場は「予備インナー」の購入数が通常期の約1.5倍に増える傾向があり、着替え習慣が浸透してきていることがうかがえます。

涼しい夏服を長持ちさせるお手入れ・洗濯のコツ

せっかく選んだ涼しい服も、間違ったお手入れで機能が落ちてしまっては本末転倒。

お客様からいただいた声では、「リネンシャツを普通に洗濯したら縮んでしまった」「機能性シャツが1シーズンでニオイが取れなくなった」という失敗談も少なくありません。 正しいケア方法を知って、コストパフォーマンスを最大化しましょう。

素材別・正しい洗濯方法ガイド

  • リネン・コットンリネン混:洗濯ネットに入れ、おしゃれ着用の中性洗剤で洗うのが基本。縮みを防ぐために、洗濯機の弱モードか手洗いで。コットン素材は太陽光で退色しやすいので陰干しがおすすめです。

  • ポリエステル混紡:洗濯機で気軽に洗えるのがメリットですが、皮脂汚れが繊維に残りやすく、ニオイの原因になることがあります。裏返して洗い、40℃程度のぬるま湯を使うとニオイ対策に効果的。

  • シアサッカー:シワが目立ちにくい点が利点ですが、デリケートな素材であるためメンテナンスや保管方法に注意が必要です。凹凸を潰さないよう、アイロンは基本的に不要。洗濯する場合はネットに入れて弱モードで。

  • 柔軟剤と機能性素材の相性:吸汗速乾素材に柔軟剤を多用すると、繊維表面がコーティングされて吸水性能が低下する可能性があります。機能性シャツやインナーには、柔軟剤は控えめに、または使わないのが賢明です。

アイロン不要で済ませるための干し方・収納術

形態安定シャツは、洗濯後にしっかり形を整えてハンガーに掛けるだけで、アイロンなしでも十分に着られる状態に仕上がります。 ポイントは、脱水を短めに設定し、濡れた状態でシワを手で伸ばしてからハンガーに掛けること。

リネンやシアサッカーは、むしろシワを「味」として楽しむ発想も大切です。 リネンは気になる部分に霧吹きで水をかけてやるとシワが伸び、水分も自然乾燥ですぐ乾いてしまいます。

洗濯・ケアの頻度目安

  • ビジネスシャツ:着用ごとに洗濯(汗と皮脂の蓄積を防ぐため)

  • ジャケット:2〜3回着用ごとにブラッシング+風通しの良い場所で陰干し

  • スラックス:2〜3回着用ごとに洗濯またはスチーム

  • シアサッカー生地は汗や皮脂が付着しやすく黄ばみの原因となるため、着用後は風通しの良い室内で自然乾燥させるのがポイントです(ENJOY ORDER Magazine・2024年)

【Q&A】夏のビジネス服に関するよくある質問

クールビズ・ビジネスカジュアル・オフィスカジュアルの違い

Q1. クールビズとビジネスカジュアルの違いは何ですか?

A. 環境省が過去(2005年〜2020年)に発表していたクールビズ実施期間は5月1日〜9月30日でしたが、2020年を最後に実施期間の設定は廃止され、服装の調整は各自の判断に任せられることになりました。 クールビズは「ノーネクタイ・ノージャケット」を基本とした夏の軽装の取り組みで、ビジネスカジュアルはより広い概念で、スーツ以外のきちんとした服装全般を指します。 クールビズは社外の人とも会うことを想定しているケースが多いですが、オフィスカジュアルは基本的に社内のみを想定しています。 職場のルールを確認するのが最も確実です。

素材・アイテムに関する疑問

Q2. 夏のビジネスシーンでTシャツ1枚はNGですか?

A. 職場の規定によります。 ジャケットのインナーとしてTシャツを活用するのは広く認められていますが、Tシャツ1枚で過ごす場合は、厚手・ハイゲージ・無地が鉄則。 薄すぎるTシャツやプリント入りは、ビジネスシーンでは避けたほうが無難です。

Q3. リネンシャツのシワは商談でマイナス印象になりますか?

A. 相手の業界や職種にもよりますが、過度なシワは清潔感を損なうリスクがあります。 商談の場では、コットンリネン混紡の形態安定シャツを選ぶか、出先で霧吹きを使ってシワを整える工夫をするとよいでしょう。

Q4. 涼しい服の予算はどれくらいが目安ですか?

A. 価格帯によって素材のクオリティや機能性に差が出ます。 量販店の機能性シャツは手頃な価格で高機能なものが見つかりやすく、セレクトショップやオーダーブランドではより上質な素材・仕立てが選べます。 「まずは毎日使うシャツとインナーに投資する」のが、コストパフォーマンスの観点からはおすすめです。

体質・年代・シーンに関する疑問

Q5. 汗っかき体質ですが、特に気をつけるべきポイントは?

A. 3つのポイントを意識してください。 ①吸汗速乾素材のインナーを必ず着用する、②シャツは汗ジミが目立ちにくい白・サックスブルーを選ぶ、③予備のインナーを持参して昼に着替える。 素材面では、コットン100%よりもポリエステル混紡のほうが速乾性で有利です。

Q6. 50代でポロシャツをビジネスで着ても大丈夫ですか?

A. まったく問題ありません。 むしろ、台襟付きのビズポロやサマーニットポロは、50代の落ち着いた雰囲気にマッチしやすいアイテムです。 「クールビズのスマートカジュアルにちょうどいい」という50代後半のお客様の声もあるように(FABRIC TOKYO・ANSWER・2026年)、年齢を問わず活用できます。 色はネイビーやチャコールグレーなど落ち着いたトーンを選ぶと、年齢相応のきちんと感が出ます。

Q7. 夏のビジネス靴下は何を選べばいいですか?

A. 薄手で吸汗速乾機能付きのビジネスソックスが最適です。 色はパンツまたは靴に合わせるのが基本で、ネイビー・チャコールグレー・ブラックが万能。 くるぶし丈のスニーカーソックスはカジュアルすぎるため、ビジネスシーンではふくらはぎ丈のロングホーズかクルー丈を選びましょう。

Q8. 涼しい服は秋口(9〜10月)まで着られますか?

A. 日本気象協会(2026年)の予測では、2025年と同様に厳しい残暑が続く見込みであり、9月中は夏素材の服が十分に活躍するでしょう。 10月に入ると気温が下がり始めるため、サマーウールやコットン混紡など、秋口にも馴染む素材を選んでおくと長く着回せます。 シアサッカーなど見た目に季節感が強い素材は、9月末を目安に切り替えるのがスマートです。

Q9. 夏のビジネス服で「やってはいけない」失敗例は?

A. よくある失敗を5つ挙げます。 ①インナーなしでシャツを着て汗ジミ&透けが目立つ、②白インナーを選んでしまい逆に透ける、③全身ダークカラーで暑苦しい印象を与える、④サイズが合っていないパンツで汗が張り付く、⑤柔軟剤の使いすぎで機能性インナーの吸水性能が低下する。 どれも「知っていれば防げる」失敗ばかりなので、ぜひ意識してみてください。

Q10. 出張時に涼しいビジネス服を効率よくパッキングするコツは?

A. シワに強い素材を選ぶのが大前提。 高機能ポリエステルのセットアップやシアサッカーのジャケットは、畳んでスーツケースに入れてもシワが気になりにくいのでおすすめです。 シャツは1枚ずつクリアファイルに挟んで畳むと、型崩れを防げます。 予備のインナーは圧縮袋に入れると省スペースになります。

まとめ——夏のビジネスは「素材選び」で9割決まる

この記事でお伝えしてきた内容を、チェックリスト形式で振り返ります。 明日からの服選びに、ぜひ活用してください。

  • □ 涼しさは「通気性×吸湿性×速乾性」の掛け算で決まる

  • □ 自分の悩み(汗っかき→速乾性重視、蒸れやすい→通気性重視)に合った素材を選ぶ

  • □ トップスは「素材×織り×襟型」の3軸で選ぶ

  • □ シャツの色は白・サックスブルー・ライトグレーが汗ジミ対策と清涼感の両面で優秀

  • □ ボトムスはテーパードシルエット×夏素材が正解

  • □ 年代に合ったウエスト仕様・シルエットを選ぶ

  • □ ジャケットはシアサッカーor高機能ポリエステル×軽量仕立てで備える

  • □ ダークカラーの無地シアサッカーならビジネスの品格と清涼感を両立できる

  • □ インナーはベージュのVネック+吸汗速乾機能付きが鉄板

  • □ 靴・ベルト・バッグも涼しさの観点でアップデートする

  • □ 出勤前〜帰宅までの汗対策タイムラインを習慣化する

  • □ 素材別の正しい洗濯方法を守り、機能性を長持ちさせる

  • □ 機能性素材には柔軟剤を控えめに

近年、猛暑が常態化するなかでビジネスウェアに対して「軽くて涼しい」だけでなく「上質感」や「他とは異なる特別感」を求める声も増えています(三陽商会・2026年)。

「涼しさ」と「端正さ」は、正しい知識があれば必ず両立できます。

この記事が、読者の皆さまの夏のビジネスライフを少しでも快適にするきっかけになれば嬉しく思います。

■この記事について

my day編集部|「毎日同じ服を着るワーカホリックな男性のための定番服」をコンセプトに、30-50代男性に向けた実用的なファッション情報を発信しています。ブランド設立から累計販売着数は10万着を突破。お客様の声を大切に、本当に役立つ情報だけをお届けします。

おすすめアイテム

Bliss T-shirts

夏のジャケットスタイルに欠かせないのが、インナーとして活躍する上質なTシャツです。独自開発の生地を採用したこの一着は、肌に触れた瞬間に心地よさを感じられ、ストレッチ性も抜群。洗濯後のアイロンがけが不要な防シワ加工や、100回洗っても縮みにくい形態安定性を備えており、汗をかきやすい季節でも毎日清潔に、そして端正に着こなせます。ビジネスシーンのインナーとして頼りになるアイテムです。

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Airy Functional Pants

下半身の蒸れに悩む方におすすめしたいのが、特殊機能生地「BREATH EFFECT」を採用したパンツです。空気をスムーズに取り込み、高温多湿な真夏でも涼やかで快適な穿き心地を実現します。さらに、外側からは見えないウエストアジャスターゴムを内蔵しており、座り仕事や移動時も締め付け感がありません。自宅で洗えてシワになりにくいため、汗をかく毎日のビジネスユースに最適な一本です。

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Airy Functional Jacket

「真夏にジャケットは暑い」という常識を覆す、通気性に特化した軽量ジャケットです。パンツと同素材の「BREATH EFFECT」を使用しており、不快なムレを軽減しながら端正なルックスを保ちます。ストレッチが効いているため長時間の着用でも疲れにくく、家庭用洗濯機で丸洗いできるウォッシャブル仕様も嬉しいポイント。セットアップで揃えておけば、急な商談や出張にも涼しい顔で対応できます。

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