「夏に着れる仕事用のジャケットが欲しいけど、情報が多くてどれを選べばいいか分からない」「40代男性が短時間で組める夏ジャケットスタイルを知りたい」そんな風に思っていませんか?
実は、40代の男性が時間をかけずにジャケットを選んだり、コーデを組むのはそう難しくありません。なぜなら、サマージャケットと呼ばれる夏用のジャケットには失敗を避ける選び方とコーデ方法があるからです。
この記事では、40代の男性に向け、夏のジャケットスタイルの選び方とコーデ方法をお伝えします。この記事を読めば、ジャケット選びや毎朝の服にかける時間を省き、仕事やプライベートの時間に集中しやすくなります。
結論は、ジャケットをこの記事でお伝えする4つのポイントを押さえて選び、おすすめするアイテムと組み合わせて着るだけです。それだけで毎日の服選びにかけている時間を節約しつつ、周囲と差をつけることもできます。仕事で忙しい毎日の服選びに、ぜひ参考にしてください。
夏のビジネススタイル 40代はサマージャケットがマストハブ
サマージャケットは春夏用のテーラードジャケット
サマージャケットとは、春夏シーズン向けに作られたテーラードジャケットのことを指す通称です。通常の秋冬用テーラードジャケットはウールをメイン素材とし、裏地・芯地を用いて作られているため、重厚感のある作りになっています。一方、サマージャケットはポリエステルやナイロンがメイン素材で、裏地・芯地を用いないものが多いです。つまり、薄く軽量な点で秋冬用テーラードジャケットとは大きく異なります。
サマージャケットの特徴を3つのポイントで紹介
通気性サマージャケットの特徴は、通気性の良さにあります。薄手のポリエステルやナイロンなどの素材を使用し、裏地を省くことでこの高い通気性が実現しており、暑い日の着用でも清涼感を得ることができます。昨今では、クールマックス素材など、より通気性に特化したものも浸透してきています。
着心地軽い着心地もサマージャケットの特徴の一つです。裏地・芯地を省くことで、ジャケット本体を軽量化。加えて、多くはストレッチ性の高い生地のため、軽さと伸縮性でノーストレスで着用することができます。近年では、伸縮性と高級感をあわせ持つソロテックス素材などが人気となっています。
ファッション性サマージャケットには、一般的なテーラードジャケットよりカジュアルに見えやすい特徴があります。これは、芯地を省略したアンコン(アンコンストラクテッド)という作りがジャケットのシルエットを固定しないため。他にも、フラワーホールと呼ばれる社章を付ける穴、袖のカフスボタンの省略など、デザインを簡素化していることも理由に挙げられます。
サマージャケットのメリット・デメリット
サマージャケットの特徴を、メリットデメリットに置き換えて解説します。
メリット- ビジネスカジュアルのシーンで着用が可能
- 汎用性が高く、普段着としても着ることができる
- 洗濯可能なものが多い
- 裏地・芯地がない分、リーズナブル
- フォーマルシーンでの着用は難しい
- シワになりやすいものもあるので素材選びに注意
- 薄めの素材が多いため堅牢度の低いものもある
あえてデメリットとして紹介しましたが、フォーマルなシーンでは通常のスーツを着用すると思うので、特に問題ではないですね。シワや堅牢度については、後で失敗を避ける選び方で解説していきます。
サマージャケットのコーディネート3選
オンオフ使える汎用性の高さは、サマージャケットの大きなメリット。その一方で、ビジネスカジュアルの着用シーンでは、相性の良いアイテムが予め決まっています。パターンを覚えることで、簡単かつ時短にも繋がるので、そのためのおすすめのコーデを3つ紹介していきます。
サマージャケット×クルーネックTシャツ(ホワイト)
多くのサマージャケットと好相性なのが、クルーネックの白Tシャツです。ジャケットの色・デザインを気にすることなく選ぶことができます。Tシャツ単体ではカジュアルアイテムの代表格といえる白Tシャツでも、サマージャケットのインナーに着ることでビジネスカジュアル見えするので、このコーデは確実に押さえましょう。パンツには、色落ち具合の落ち着いたデニムが好相性です。
サマージャケット×クルーネックTシャツ(ブラック)
40代の男性が、よりキレイめなコーデをするなら、ジャケットとインナーを同色で揃えるのがおすすめです。ブラックのジャケットに黒Tシャツなど、濃色同士で揃えると、より大人っぽい雰囲気になりますね。着用シーンに応じ、先のホワイトと着分けるのが良いでしょう。
サマージャケット×ポロシャツ
サマージャケットは、ビジネスカジュアルの代表格であるポロシャツとも好相性です。襟が付くことで適度にビジネスライクに見えるので、その日の客層によって取り入れるのが良いでしょう。ただし、40代男性のポロシャツスタイルは、色によっておじさん見えすることもあるため、明るい色、ポップな色は避けるのが無難です。ホワイトよりもブラックやネイビーなどの濃色を選びましょう。
40代向けサマージャケットの選び方を4つのポイントで解説
デザインはシングルの2つボタン
サマージャケットのデザインは、シングルの2つボタンが最も利便性が高いです。ベンツと呼ばれる裾のスリットはセンターに配置されたもの、あるいはなくても大丈夫。社章を付けるフラワーホールはないものが殆どですが、そもそも社章を着用を求められる職場にサマージャケットはそぐわないため、問題はないでしょう。
ある方がいいという点では、外側の胸ポケットです。仕事中はペンやスマホ、外出中は眼鏡やサングラスを収納するのに便利なので、私も選ぶ際に重視しています。
カラーはブラックが最優先
サマージャケットの色は、ブラックかネイビーで間違いないでしょう。ビジネスシーンによく馴染み、コーデも容易です。一方で、明るいグレーやベージュなどの淡色はビジネスシーンでは悪目立ちすることもあるため、まずはブラックかネイビーを揃えましょう。
ブラックかネイビーで迷った際は、1着目ならブラックです。サマージャケット初心者であっても、40代男性ならブラックは着慣れた色だと思いますので、仕事に集中しやすいです。一方で、2着目の買い足しならばネイビーがおすすめ。ブラックよりもカジュアルな雰囲気が出せるので、客層・シーンによって着分けてみてください。
素材は合成繊維を選ぶ
サマージャケットの素材はポリエステル、ナイロンなどの合成繊維で選びましょう。自宅で洗濯ができるものが多く、シワになりにくいため手入れも容易です。最近では「クールマックス」「ソロテックス」などの高機能素材も増えていますが、これらも広義では合成繊維です。特徴は、コットンやウールなどの天然繊維と比べ軽量で、ストレッチ機能を備えているものが多いため、仕事中のストレスも感じにくい点です。
「夏ならリネンがいいのでは?」と思う方もいるでしょうが、麻の素材はよりカジュアル向けです。シワが入りやすい特徴があり、特に腕まわりのシワは悪目立ちするため、ビジネスシーンにはやや不向き。合成繊維のものをおすすめします。
サイズはジャスト一択
ジャケットはジャストサイズのものを選びましょう。肩がやや落ち、脇下には手が入るくらいの隙間があって、ジャケットの前ボタンを開けた時にハの字に広がらないくらいが理想的。着丈は短いほどカジュアルに見えるため、ヒップが半分隠れるくらいがベターです。
一方で、極端に肩を落としたドロップショルダーなど、トレンドのオーバーサイズは、ビジネスカジュアルには不向きです。仕事中の動きやすさはもちろん、相手に与える好感度もジャストサイズの方が高いでしょう。
気をつけたいのは、ジャスト=タイトではないということ。身体と服の間に適度な隙間のあるジャストサイズを選びましょう。
my day の Packable Jacket をおすすめする理由
(1) 利便性・機能性を兼ねている
たたんでも丸めてもシワになりにくいため、サッと羽織ることができます。外出先の手持ちや出張時のスーツケースから取り出した際などは、どうしてもジャケットのシワが気になりますよね。その点、my dayのPackable Jacketは安心。「荷物を増やしたくない」「屋外ではTシャツで身軽に動きたい」というシーンで活躍します。
収納できる「ミニバッグ」が付いているのも特徴の一つ。着用時はジャケットの内側に付いているポケットにミニバッグが入るので、荷物が増えません。利便性と携帯性を兼ね揃えているので、重宝するでしょう。
(2) シルエットが40代に馴染む
日本人男性の、特に30代・40代によく馴染むシルエットです。この年代は、長らく細身のファッションが流行したため、他の年代と比較してもルーズな服に違和感を感じやすいです。
例えば、タイトなTシャツに黒スキニーなどを日常的に着用していた人も多いでしょう。今では久しいですが、その流行を経験した世代にもよく馴染む、適度にゆとりのあるシルエットに仕上がっています。
(3) デザインが適度にカジュアル
無駄を省いたミニマムなデザインが特徴のmy dayのPackable Jacket。実は「痒い所に手が届く」気の利いた作りになっています。例を挙げると、内ポケットの配置位置が秀逸です。サマージャケットは裏地がなく生地も薄いため、通常のジャケットと同じ胸の位置に内ポケットを配置すると、物を入れた際に輪郭が浮かんでしまいます。そのため、裾ポケットの内側に配して浮きを防ぐなど、実際に使ってみて感じられる機能美が素晴らしいと感じました。
私個人の主観では、ジャケットという本来はフォーマルなアイテムを、フラップのないパッチポケットなど、あえてワークウェアの要素を加えることでカジュアルダウンしているデザインが気に入りました。
(4) SALEになりにくい
これも大きなポイントです。気に入っていた洋服が、後々SALE価格になっていた...という経験は、私にもあります。これを回避する確実な方法はありませんが、大衆向けのブランドやアイテムほどSALEになる傾向にあります。my dayに関しては、現在のところその可能性は薄いと感じています。
組み合わせアイテム紹介
サマージャケットのインナーにはCotton Plain T-shirts
サマージャケットとあわせる普段のパンツはSlim Tapered Denim
よりキレイめな印象を与えるならデニムよりStretch Slim Easy Slacks
Stretch Slim Easy Slacks|my day
まとめ 仕事に集中できる環境作りのためにmy dayのジャケットを。
40代の男性に必須のサマージャケット。選び方のポイントは、以下の通り。
- デザインはシングルの2ボタン
- カラーはブラックが最優先
- 素材は合成繊維を選ぶ
- サイズはジャスト一択
コーデについては、クルーネックのTシャツをベースとし、客層によって濃色のポロシャツと使い分けるのがベターです。これらを仕組み化することで、毎朝の服にかける時間を省きつつ、周囲と差をつけることもできます。仕事やプライベートに集中するためにも、ぜひ取り入れてみてください。
40代男性におすすめのサマージャケット
my dayのPackable Jacketをご紹介します。
my day Packable Jacket(¥14,850)
my dayのPackable Jacketは、オンオフ対応で着まわせる使いやすさが魅力的なサマージャケットです。
かんくろう
メンズファッションスタイリスト/業界歴17年/ブランド旗艦店・ISETANメンズMGR/東京から三重県に移住/個人向けスタイリストを開始/Webメディアでも執筆中/プライベートでは2児の父