「夏から秋への変わり目に何を着れば良いのか、毎年迷っている。」
「9月に着れる万能なアイテムを知りたい。」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
季節の変わり目は着る服に迷うことが増えますね。
特に夏から秋は季節の移ろいが緩やかでTシャツ1枚でも過ごせてしまうため、初秋もつい夏の恰好で過ごしがちです。
でも、仕事においてもプライベートにおいても、身だしなみは肝心ですから幼く見られるようなことは避けたいですよね。
実は、40代〜50代の男性がこの時期に選ぶべきなのは、定番アイテムばかりなのです。
主にジャケットやカーディガンなど、羽織ものと呼ばれる着脱のしやすい服です。
この記事では、40代の筆者が同年代の方々に向け、夏から秋へ季節の変わり目におすすめするコーデとアイテムを紹介。
この記事を読むことでアイテム選びをパターン化し、仕事やプライベートの時間にコミットしやすくなります。
毎日の服選びにかけている時間を節約しつつ、周囲と差をつけることもできますので、仕事で忙しい毎日の服選びに、ぜひ参考にしてください。
夏の終わり〜秋口にかけての必須アイテムは羽織もの
季節の変わり目には、シャツやカーディガンなど着脱のしやすい羽織ものが必須になります。
特に9月は残暑の上旬と秋めく中旬、秋が色づく下旬で気温差があるので、それぞれに分けてコーデを紹介します。
【上旬】半袖OK ただしTシャツ+1が鉄則
半袖シャツを使ったコーデ
暑さの残る9月上旬は、気分的にもまだ夏に近く、周囲を見回してもTシャツ姿の男性が多いです。
そのため、この時期に半袖シャツを羽織るだけで夏休み感を脱し、大人の男性らしいスタイルにすることができます。
中でも、写真のようなオープンカラーシャツと呼ばれる襟が開いた開襟シャツはトレンドのアイテム。
「半袖シャツって子供っぽいイメージ」という方もいるかと思いますが、垢ぬけないアイテムの1つだったのはもう過去のことです。
現在では素材、シルエットなどをモダンにアレンジしたものが多く、デニムパンツ・スラックスなど様々なパンツとマッチします。
おすすめコーデアイテム
- テーパードシルエットのデニムパンツやチノパンツ、スラックス
- 無地の白Tシャツ
Tシャツからニットに変えてみる
夏の間に着ていたTシャツをニット素材に替えてみるのも良いでしょう。
体感温度はそう大きくは変わりませんが、ニット素材は表情が豊かで大人見えするため、真夏のTシャツとは変わって初秋の服装に変化をもたらしてくれます。
写真のようなポロシャツタイプ以外にも、襟のないベーシックなクルーネックタイプなど、バリエーションも豊富に展開されています。
おすすめコーデアイテム
- テーパードシルエットのチノパンツ、イージースラックス
【中旬】長袖の腕まくりへシフト ジャケット・カーデを取り入れる
サマージャケットを使ったコーデ
夏用のテーラードジャケットである、サマージャケット。
夏用と言っても、あくまで「夏にも着ることができるジャケット」なので、もちろん秋に着ることも可能です。
長袖のものがメインになるので、気温によっては腕まくりをして体感温度を調整をすると、見た目にもアレンジができておすすめです。
おすすめコーデアイテム
- テーパードシルエットのデニムパンツのほか、スウェットパンツやジョガーパンツ
- 無地Tシャツ(白・黒)
カーディガンを使ったコーデ
羽織ものの中でも代表的なカーディガンは、様々なアイテムとの相性が良い万能アイテムです。
ジャケットと比較すればカジュアル見えしますが、Tシャツの上に着ると適度なきっちり感が出るので、秋口に迷ったらカーディガンでも間違いないでしょう。
写真のようなスウェットタイプのほか、見慣れたニットタイプでも問題ありません。
選ぶ際には自宅で洗えるコットン素材のものが秋冬春の3シーズン着れて便利です。
暑いと感じた時の腕まくりも映えるアイテムです。
おすすめコーデアイテム
- テーパードシルエットのデニムパンツ、チノパンツ
- 無地Tシャツ(白・黒)
【下旬】パーカーなど中肉厚の羽織ものを
ジップパーカーを使ったコーデ
朝晩の気温も下がる9月下旬は、パーカーなど中肉厚の羽織ものを取り入れると良いでしょう。
ジャケットやカーディガンとは違ったスポーティな印象が、濃くなる秋の雰囲気にマッチしやすいです。
基本的に9月は羽織りでの着用がおすすめですが、気温によっては前のジップを閉めて着てもいいですね。
おすすめコーデアイテム
- テーパードシルエットのデニムパンツ、イージースラックス
- 無地の白Tシャツ
ロンTを取り入れたコーデ
ここまで紹介した羽織アイテムのインナーを、半袖TシャツからロンTに替えてみましょう。
9月下旬は長袖2枚を着るのにちょうどいい気温の日も増えるので、切り替えるタイミングの目安にもなります。
日中は気温が上がるので、脱いだ際に1枚着でも様になるポケット付きのタイプなどは特におすすめです。
失敗しないための色・素材の選び方
9月の服選びのポイントは、色・素材のどちらかで8月と差別化をすることです。
色であれば、ブルーなどの寒色系の代わりに、真夏には着る機会の少なかったブラウンなどの暖色系を取り入れてみましょう。
素材についても同様に、夏場に活躍したレーヨン・ポリエステルなどの乾きやすい化学繊維の服から、コットンやウールなどの天然繊維を用いた服に替えてみることをおすすめします。
気を付けたいのは、リネンに代表される麻素材。
特有のシワは夏の太陽に良く合いますが、秋には驚くほどミスマッチして見えます。
「まだ着れるから」とまったく同じ服を着用していると、後ろ向きな印象を与えることになるため、注意が必要です。
9月におすすめの色は茶系の暖色
ダークブラウン、オリーブなどの暖色系カラーは全身に1アイテム取り入れるだけでもかなり秋らしい印象のコーデになります。
明るいブラウンではだめなの?と思う方もいるかと思いますが、ブラウンはネイビーに似て濃い方が万人に合いやすいのでオススメです。ブラックに近い感覚で着ることができて便利ですよ。
40代・50代が避けた方がいい色は赤・黄色・オレンジなどの暖色
同じ暖色系でも、赤・黄色・オレンジなどのポップな色は避けた方が良いでしょう。
理由は、40代・50代の男性の定番色といえるブラック・ネイビーとの対比が強く、悪目立ちするため。
決して、色自体の相性が悪いわけではありませんが、大人の男性に品よくマッチするという点では、ポップな色は避けるのが無難です。
9月におすすめの素材は天然素材
通年で活躍するコットンは、季節の変わり目の時期にも重宝する素材です。
吸湿性・保温性に優れているからですね。ただし、コットン100%にこだわる必要はありません。
ポリエステル・ポリウレタンなどの化学繊維と混ぜた素材のものでも大丈夫です。
「化学繊維は毛玉になったり劣化が早いのでは?」と思う方もいるかと思います。
確かに、以前であれば天然繊維がベストという風潮もありましたが、最近の生地品質の向上はめざましいものがあります。
化学繊維を混ぜた生地でも高級感が出せますし、洗濯後の乾きが早いのもメリットです。
着こなしのポイントを解説
9月中旬・下旬の秋を感じるタイミングに洋服を着こなすポイントは、徐々に肌の露出を控えていくことです。
例えば、上旬「半袖」・中旬は「長袖腕まくり」・下旬は「長袖」のようにしていくイメージです。
加えて、トップスの前ボタンを開けて着ることもプラスして考えるとより分かりやすくなります。
同じ半袖でも、前を開いている方がよりカジュアル見えし、長袖の腕まくり・長袖も同様の調整が可能です。
9月下旬からは、気温に応じてインナーのTシャツをロンTに替えてみたり、10月はそのロンTと羽織りものを組み合わせていくだけで大丈夫です。
新たなアイテムを取り入れなくとも、着まわしやすいコーデが組みやすい内容になっていますので、自分なりのコーデを楽しんでください。
コーデをパターン化して仕事・休日にコミットしましょう
季節の変わり目に欠かせない羽織もの。
9月は気温も高めなので、夏のままTシャツ・短パン姿で過ごす人も多いです。
40代〜50代の大人の男性は、それを考慮して差別化に繋げましょう。
オンでもオフでも、羽織ものを取り入れることで「きちんと見え」し、大人らしい印象を与えることができます。
洋服とは不思議なもので、季節を考えずに着続けていると、前に進めていない後ろ向きな印象を与えてしまいます。
例えば、代表的な夏素材のリネンは清涼感もあって盛夏に活躍しますが、長袖であっても秋に着ているとミスマッチな印象を与え、どこか前に進めていない印象も付いて回ります。
9月は暦の上でも秋ですから、半袖シャツ・サマージャケット・カーディガンなどの羽織ものを取り入れましょう。
合わせるアイテムはいつもの白Tシャツをインナーにし、パンツはデニムパンツやイージースラックスなど通年で着用しているものでパターン化すれば大丈夫です。
「暑いと感じたら脱いで持ち歩き、肌寒い時はサッと着る」このメリットを最大化して、仕事とプライベートの時間にコミットしてください!
40代男性におすすめの季節の変わり目アイテム
my dayは「いつも同じ服を着るハイキャリア男性のための定番服」 というコンセプトのアパレルブランドです。機能性とデザインにこだわった、大人の男性にオススメの商品を販売しています。

かんくろう
メンズファッションスタイリスト/業界歴17年/ブランド旗艦店・ISETANメンズMGR/東京から三重県に移住/個人向けスタイリストを開始/Webメディアでも執筆中/プライベートでは2児の父