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40代以上の男性が選ぶべきロンTとは?【スタイリストが徹底解説】

「ビジネスカジュアル用に使えるロンTが欲しい」
「40代が選ぶ際のポイントは何だろう」
「できればおすすめの商品も知りたい」

そんな風に考えていませんか?

日常着として欠かすことのできないのがロングスリーブTシャツ、通称ロンT。
コロナ禍を経てビジネスカジュアルが広く浸透し、仕事着にロンTを選ぶ40代のビジネスマンも増えたと思います。

でも、あらゆるブランドやメーカーが販売しているアイテムのため、情報が多すぎてどれを選ぶべきなのかと悩んでしまいますよね。

この記事では、ファッション業界歴15年の40代現役スタイリストが、ロンT選びのポイントを徹底解説。結論は、素材を軸にスペックを考えることが重要になります。その理由は、40代の肌や髪のツヤに合わせた質感が重要だからです。

この記事を読めば、ご自身の年齢に合わないロンTを選んで失敗することが避けられます。おすすめ商品も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

40代のロンTで最も重要なのは素材選び

素材選びが重要な理由

40代以上の大人がロンTを選ぶ際、素材が最も重要な理由は以下の2点です。

・肌や髪のツヤを補填
ニオイ対策

    それぞれを深掘りしていきます。


    肌や髪のツヤを補填

    40代の肌や髪の質感は、ツヤが減少傾向にあるため、30代までと同じような素材のTシャツを選ぶと失敗しやすいです。一般的なロンTに多い綿素材は表面のツヤがあまりなく、どちらかと言えばマットな風合いです。

    30代までは肌や髪にツヤがあるため難なく着れていた綿素材も、40代になると急に違和感を憶えやすくなります。特に古着のように着用と洗濯を重ねた服は加齢を助長させるので、化学繊維などを配合したツヤのある素材を選ぶことが重要です。


    ニオイ対策

    もう一つの理由がニオイ対策です。特に、後頭部から首元を中心としたミドル脂臭と体幹部の加齢臭が混在する40代は、最もニオイに気をつけるべき年代です。

    綿素材など厚手のものは汗をかいた後に乾きにくく、濡れた衣類はニオイを発します。加えて、洗濯後の生乾き臭が残りやすいため、化学繊維を配合した素材選びが重要です。


    40代以上の男性には機能素材がおすすめ

    my day 商品「Premium Non Iron Long T-shirts(プレミアム ノンアイロン ロングTシャツ)」

    「40代以上の男性は、機能素材のロンTを選ぶ。」というのが結論です。機能素材のもととなる化学繊維は生地にツヤのあるものが多く、主に40代以上で潤いが低下する肌や髪のツヤとのバランスを補ってくれます。

    吸湿性や速乾性にも優れており、発汗時の嫌なニオイ、洗濯後の生乾きのニオイも発生しにくい特徴があります。


    機能素材のデメリット

    機能素材のメリットは、生地のツヤが肌や髪の潤い低下をカバーし、高い吸湿性と速乾性が40代男性のニオイ対策にもなることを解説しました。

    次に、デメリットについても着目していきましょう。

    スポーティに見えやすい

    吸湿速乾というと、スポーティな服を連想する人も多いと思います。確かに、以前は化学繊維=スポーツウェアというイメージもありましたね。

    ただし、昨今では「アスレジャー」というアスレチック&レジャーの特徴を取り入れたファッションも定番化しつつあります。

    普段着としてのスポーツウェアも浸透していることから、スポーティに見えることはトレンドを取り入れたメリットと考えることができます。

    劣化が早い

    化学繊維は「劣化が早い」などと耳にすることもあります。しかし、これは10年以上前の考えです。

    時代のニーズに呼応して製品開発が進み、今では化学繊維の方が天然繊維よりも扱いやすく、堅牢度で勝るものも増えています。

    風合いが出にくい

    綿などの天然繊維と比較した時、化学繊維は風合いが出にくいと言われることもあります。ここでの風合いとは、使い込んだ先の経年変化のことで、綿を主原料としたTシャツなどは洗い込むほど古着のような風合いになると言われています。

    それ自体に間違いはないのですが...そもそも40代以上の男性が古着のような風合いを求める必要があるのか?という根本的な部分で判断すると、私は不要だと思います。

    その理由は、肌や髪のツヤが減少してくるので、ツヤのあるTシャツの方が年齢対策になるからです。


    機能素材の手入れで気をつける点は洗濯後の乾燥

    洗濯物のイメージ画像

    機能素材の取り扱い注意点として、気をつけたいのは洗濯後の乾燥方法です。化学繊維は乾きやすい反面、過度に乾燥させると静電気が起きやすいという特徴があります。

    冬場の室内であっても乾きやすいため、洗濯後は乾燥機に入れず、可能ならハンガーにで干して乾かしましょう。
    洗濯前に静電気防止の柔軟剤を使用するのも効果的です。

    一方で、化学繊維は色落ちがしにくいため洗濯は簡単です。細かいことは気にせず市販の洗剤を説明どおり使えば大丈夫です。


    機能素材の寿命は約2年くらい

    機能素材の寿命は2年くらいが目安です。「たった2年?」と思う人もいるかと思いますが、これはあくまで旬な状態で着ていられる期間のことです。生地のツヤ、首元のハリ、トレンドの移ろいをトータルで考えると、旬な状態は購入から2年間が目安になります。

    一方で、いつまで着続けられる耐久性があるのか?という点で語れば、それはもう何年も先のことになるでしょう。

    例えるなら、食品の賞味期限、消費期限と同様に考えていただくと一層分かりやすいと思います。賞味期限は購入後2年間、消費期限は生地が痩せて破けるまで。

    目安は2年スパンで買い替えて行く方が、鮮度を高く保つことができます。

    素材選びの他に注視するポイント

    素材選びの他に注目すべき点は以下の3点です。

    サイズ感 / シルエット
    カラー
    デザイン / ディテール


      サイズ感 / シルエットはジャストフィットが基本

      40代のロンTはジャストフィットが基本です。オーバーサイズのトレンドを取り入れたい人でも、極端なサイズアップは避けましょう。理由は、ビジネスカジュアルを想定した際、ロンTの上にジャケットを着用することが多くなるからです。

      いくらビジネスのカジュアル化が進んだとはいえ、ジャケットをルーズに着るビジネスマンは少ないでしょう。ジャケットのサイズ感を基準に考えると、内に着るロンTもジャストフィットで間違いないでしょう。

      ここで注意してほしいのは、ジャスト=タイトではないこと。身体のラインを拾うようなサイズ感のものはトレンドではないですし、ビジネス向きでもありません。
      大人は肩幅と身幅に適度なゆとりのあるジャストサイズを選びましょう。


      カラーはホワイト・ブラック・ネイビーがマストハブ

      40代以上の大人の男性は、ホワイト・ブラック・ネイビーのロンTを揃えましょう。ベースとなるジャケットを汎用性の最も高いブラックとした時、インナー着用を想定すると、この3色ならばそれぞれで異なった印象を与えることが可能だからです。

      例えば、インナー着用にホワイトを選ぶと、カジュアルでフットワークが軽い印象を与えます。ネイビーであれば誠実さ、ブラックならシックで大人っぽい印象を与えることができます。

      仮に、ネイビーやグレーなどのブラック以外のジャケットであっても、この3色のロンTがあれば色合わせに困ることはありません。ジャケットとインナーを同色で揃えるのも統一感が出て素敵です。


      デザインで注目すべきは袖・首・肩

      デザインと言っても、ビジネスカジュアルでは無地が基本となるため、大きな違いはありません。ここでは、メンズ服でよく語られるディテール(細部)を掘り下げていきます。

      袖はリブ仕様のものが便利

      ロンTは袖口がリブ仕様になっているものが便利です。PC作業中も袖がもたつかず、仕事に集中しやすいです。

      一方で、袖がリブのないタイプのものは手首と袖口の間が空き、作業を干渉しがちです。袖口はリブ仕様の物を選びましょう。

      また、ジャケットを脱いでロンT姿となった際に腕を捲るシーンがあると思います。その際も、袖がリブ仕様になっていると捲った箇所で留まりやすく、ずり落ちてくることも少なく快適です。

      首元はクルーネック一択

      首元の種類はクルーネックの一択です。縦横の開きが少なく、きっちりとした印象を与えることができます。ここ数年で定番化してきた感のあるモックネックも同様にクリーンな印象を与えますが、ビジネスカジュアルという点においては未だクルーネックの方が客層を選びません。

      ここはご自身のビジネスの客層に合わせて選ぶといいですが、迷ったらクルーネックがおすすめです。Vネックも再流行の兆しはありますが、一般化するのはまだ数年先のことでしょう。

      ネックの種類の他にも、顔まわりの印象を左右するのは、「首元のリブの太さ」があります。太いものほどカジュアルな印象を与えやすく、細いものはキレイめな印象を与えます。

      例えば、スウェットシャツのようなスポーツウェアになるほど、首元のリブが太くなる傾向があることからも理解していただけるのではないでしょうか。

      肩はセットインスリーブが最適

      肩の付け方はセットインスリーブを選びましょう。「セットイン?」と思った方のために補足すると、身頃と袖を繋ぎ合わせる方法には、大別して2つの種類があります。

      セットインスリーブ
      ラグランスリーブ

        セットインスリーブとは、首から肩にかけて水平状に縫い目が入る袖の付け方です。ジャケットなどと同様に「普通袖」とも呼ばれるくらい、一般的な袖の付け方です。

        一方で、ラグランスリーブは、首から脇にかけて斜めに縫い目が入ります。肩の動かしやすさを追及した袖の付け方で、ベースボールシャツなどアメカジ的なアイテムによく見られるディテール。見た目の印象としてはセットインスリーブよりもカジュアルに見えることが多いです。

        肩の付け方はロンT単体で着用した際の表情を決める、分かりやすいディテールです。40代がビジネスカジュアル用に着るのであれば、セットインスリーブの方がベターでしょう。

        このように、普段は何気なく選びがちなTシャツ類ですが、紐解いていくと意外と奥が深いですね。


        my day のおすすめ商品

        プレミアム ノンアイロン ロングTシャツの参考写真


        Premium Non Iron Long T-shirts(プレミアム ノンアイロン ロングTシャツ)

        先日、my day の人気商品「機能性Tシャツ」の長袖バージョンが発売されたとのご連絡をいただきました。

        既に半袖の商品 Premium Non Iron T-shirts の展開があったため、その着心地の良さ&シワになりにくい利便性は知っていましたが、改めて完成度が高いと感じました。

        特に、素材の機能性の高さは特筆すべきものがあり、これまで機能素材を試す機会がなかった人にはぜひ試していただきたい商品です。

        素材の秀逸さ以外にも、上記で解説した40代以上のロンT選びのポイントも順当にクリアしています。

        サイズ感 / シルエットは適度なゆとりのあるジャストフィットの設計で、ジャケットのインナーとして着用した際、内側で生地が余ってゴロつくことはありません。
        展開カラーもホワイト・ブラック・ネイビーで、ツヤのある生地ゆえ高級感があります。
        デザイン / ディテールで言えば、袖口はしっかりとしたリブ仕様。首元のリブも適度な太さでカジュアルに寄り過ぎません。他にも「肌が透けにくい」など多くのメリットを感じる商品です。

        「ぜひ一度お試しください」と言いたいところですが、半袖バージョンの商品レビューにもあるよう、高リピート率の商品のため、二度三度購入してしまう可能性が高そうです。


        まとめ:大人こそ、ビジカジ用のロンT選びにこだわろう

        リモートワークで働く男性


        大人のロンT選びは、まず素材を確認。ツヤのある機能素材を選びましょう。ジャストサイズの定番3カラー、袖リブ仕様のクルーネック、加えてセットインスリーブを確認すれば、失敗することは少なくなるでしょう。

        反対に、どれか一つでも妥協してしまうと古着のような見え方をすることもあるので要注意が必要です。

        この記事で紹介したポイントを押さえた商品なら、素敵な40代のロンTスタイルを楽しむことができます。

        迷ったら、my day の Premium Non Iron Long T-shirts をぜひお試しください!


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        my dayのPremium Non Iron Long T-shirtsは、めんどうなお手入れやアイロン不要の機能性Tシャツ。きっちりとしたスーツの下にはもちろん、カジュアルなシーンでも活躍します。

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        かんくろう

        メンズファッションスタイリスト/業界歴17年/ブランド旗艦店・ISETANメンズMGR/東京から三重県に移住/個人向けスタイリストを開始/Webメディアでも執筆中/プライベートでは2児の父