寒くなってくるとダウンが欠かせなくなりますよね。
ただ、ダウンというのはやはり高いです。
今は技術もどんどん進化していますし、使われる素材の選択肢もさまざまです。
その中でもダウンは今も昔も変わらずに高いままというのは、不思議な気もします。
では、なぜダウンは高いのでしょうか?
今回はその疑問にお答えしていきたいと思います!
ダウンが高い5つの理由
では、さっそくですがダウンが高い理由について見ていきましょう。
主に5つの理由が考えられます。
【限られた水鳥からしか採れないから】
ダウンが高い理由としてまず挙げられるのが、限られた水鳥からしか採れないということです。
ダウンというのは羽毛ですから、中には鳥全般から採れるものと思っている方もいるかもしれませんね。
ただ、ダウンはグースやダックなど限られた水鳥からしか採れません。
ダウンは寒さから身を守るために生えている特殊な羽毛なので、鶏などのいわゆる陸鳥にはそもそもダウンが存在しません。
もしダウンが水鳥に限らず鳥全般から採れる素材であれば、ここまで高くはなっていないでしょう。
【1羽あたりから採れる量がとても少ないから】
先では限られた水鳥からしか採れないからダウンが高いということでしたが、実は水鳥1羽あたりから採れるダウンの量はとても少ないと言われています。
水鳥1羽あたりから採れるダウンはだいたい5gから10gくらいなので、これだけでもダウンがどれだけ貴重なものなのかがよくわかりますよね!
限られた水鳥からしか採れなくて、それでいて1羽あたりから採れる量も少ない……この時点で「ダウンが高いのはしょうがないんだな……」という感じです。
【安定した供給が難しいから】
ダウンは限られた水鳥からしか採れず、しかも1羽からほんの少しの量しか採ることができない素材です。
そのため、安定した供給が難しい部分もあります。
これもダウンが高い理由に関係してきますね。
言ってしまえば、ダウンは水鳥という生き物からのいただきものです。
水鳥の数や成長の程度などは人間ではどうしようもない部分なので、人工的な繊維のような安定した供給というのは難しいのです。
最近ではリサイクルダウンなどが注目を集めていますが、リサイクルダウンが注目を集めているのもこういった供給面の難しさから来ているようですね。
【手間がかかっているから】
素材として希少価値が高いという部分もありますが、ダウンが高いのは手間がかかっているからこそでもあります。
例えば、ダウンを採るために水鳥を育てるのにも手間がかかります。
よりよい飼育環境といったものを考えていくと、そこでコストもかかるでしょう。
また、採ったダウンの洗浄や加工の際にも手間がかかります。
高品質のダウンだと洗浄などにもかなり気を遣います。
しかも、ダウンのアイテムは羽毛が抜け出ないように縫製も丁寧におこなっていく必要があります。
ダウンという素材を入手し、それを製品化するまでひとつひとつのステップに手間がかかるからこそ、ダウンは高くなってしまうわけですね。
【長く使えるものだから】
これはダウンの質にもよるのですが、基本的にダウンというのは長く使えるものでもあります。
それこそ質のいいダウンを一生ものとして購入する方もいます。
基本的に使い捨てのものというのはお手頃なものが多いですよね。
一方で、お手入れをしながら長く使っていくことのできるものは、長く使えるからこそお高くなりやすいです。
ダウンも確かに劣化はしていきますが、お手入れをしながら長く使っていくことができる素材です。
だからこそ、リサイクルダウンなどのアイテムも増えてきているわけです。
高いのには高いだけの理由がある!
ダウンが高い理由を5つご紹介しましたが、ダウンが高いのには高いだけの理由があります。
ダウンは水鳥という生き物からのいただきもので、その量も限られています。
自然のものだからこそ安定した供給もできないですし、製品化されるまでのひとつひとつのステップに手間もかかっています。
それでいて長く使えるわけですから、逆に考えれば安くできるわけがないという感じですね。
高くてもあえて選んでいきたいダウン
今はダウン以外にもいろいろな素材が出てきています。
ただ、やはりダウンにはダウンにしかない魅力がたくさんあります。
ダウンならではの軽さや保温性というのは、やはり他の素材ではなかなか真似できないものですよね。
確かに質のいいダウンはお高いかもしれませんが、大切にお手入れをしていけばそれこそ一生ものになります。
そう考えると、ダウンというのも意外に高い買い物ではないかもしれませんよ?
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