
「秋冬に穿く暖かいパンツを用意したい。でも、裏起毛はまだ暑そう」 「外では寒いのに、電車やオフィスに入ると脚まわりがムレる」
秋冬の通勤服で、こんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
8月後半から9月にかけて秋服を探し始めると、気になるのがパンツの素材です。 裏起毛、サーマル、厚手生地。 どれも暖かそうに見えますが、実はこの三つ、同じ基準で分けられた言葉ではありません。
しかも、パンツはカーディガンのように職場でさっと脱げないもの。 朝の寒さだけを基準に選ぶと、日中の暑さが気になることもあります。
大切なのは、「いちばん暖かい一本」ではなく、「自分の通勤に必要な暖かさを備えた一本」を選ぶこと。
この記事では、裏起毛・サーマル・厚手生地の違いから、裏起毛パンツを穿き始める時期、通勤での使い分けまでを整理します。 後半では、秋の通勤や冬の重ね穿きの土台として比較したいmy dayのパンツもご紹介します。
[my dayのPICK UP]
まず結論。暖かいパンツは「外にいる時間」と「室内の暑さ」で選ぶ
冬用パンツを探すとき、「裏起毛だから暖かい」「厚手だから冬向き」と最初から決めていませんか。
…実はこれ、半分正解で半分落とし穴です。
もちろん、生地の仕様は大事です。 ただ、同じパンツでも、徒歩で長く移動する人と、車で通勤して一日中室内にいる人では、求めるものがまるで違います。
まずは、次のように考えてみてください。
裏起毛パンツ
裏側の繊維を起毛させ、空気を含ませることで保温性を高めたもの。 冷え込む日の通勤や、屋外で過ごす時間が長い日に向いています。 ただし、暖房の効いた場所で暑く感じないかは要チェックです。
サーマル素材のパンツ
ワッフルなど凹凸のある生地を使ったものが代表的。 保温を補うインナーとして使うか、外穿き用かで選び方が変わります。 「サーマル=発熱する」とは限らないので、実際の機能を確認しましょう。
厚手生地のパンツ
生地そのものに厚みがあるタイプ。 秋から使う日常のパンツや、冬の重ね穿きの土台として使えます。 ただし、厚みだけで保温性・防風性を判断するのは危険です。
ここで押さえておきたいのが、裏起毛は「加工」、サーマルは「熱に関する名称や生地の特徴」、厚手は「厚み」を表す、という違い。 これが重要。
厚手の裏起毛パンツもありますし、凹凸のある生地に起毛加工を施したものもあります。 きれいに三つに分かれるわけではないので、商品名だけで暖かさの順位をつけるのは難しいんです。
「どこで、どのくらいの時間穿くのか」を先に決めると、見るべき仕様がはっきりします。
私たちmy day編集部にも「結局どれが一番暖かいんですか?」というお問い合わせをいただくことがあります。 けど、正直に言うと、その質問への答えは「あなたの通勤スタイルによります」なんですよね。
裏起毛・サーマル・厚手生地の違いを知っておこう

「名前は聞いたことがあるけど、違いを説明しろと言われると困る」
そんな方、けっこう多いはずです。 ここでは三つの違いを、もう少し掘り下げて整理します。
裏起毛|ふんわりした裏面で空気を含み、暖かさを保つ
裏起毛は、生地の裏側の繊維を毛羽立たせる加工です。 起毛した部分が空気を含むことで、保温性を高めます。
肌に触れる面がふんわりしているので、寒い日のパンツ選びでは、暖かさと肌当たりの両方を確認したいところです。
ここで意外と知らない人が多いのが、「裏毛」と「裏起毛」の違い。 スウェットでよく見かける裏毛は、裏側がタオルのようなループ状になった生地。 そこに起毛加工を施したものが、裏起毛の代表例です。 つまり、裏毛はベースの生地構造、裏起毛はそこに加える仕上げ加工ということ。
通勤で選ぶなら、起毛の有無だけでなく、ボリュームにも注目しましょう。 起毛が厚いほど保温性は上がりますが、そのぶんパンツ全体がかさばりやすくなります。
屋外の寒さがつらい日は心強い一方、暖房の効いたオフィスで長く過ごす日は、保温性の高いものが暑く感じられる場合もあります。 朝だけでなく、昼の過ごし方まで含めて選ぶのがポイントです。
お客様からよくいただく声として、「裏起毛パンツを買ったけど、オフィスで脚が蒸れて結局穿かなくなった」というものがあります。 暖かさだけで選ぶと、こうしたミスマッチが起きやすいんですよね。
サーマル|凹凸のある生地が代表的。「発熱」とは分けて考える
サーマルは、もともと「thermal=熱の、温度の」という英語。 ファッションでは、ワッフルやハニカムのように、表面に凹凸のある生地を使ったアイテムが代表的です。
この凹凸が肌と生地の間に空気の層をつくり、熱を逃がしにくくします。 もともとは米軍の防寒用インナーに使われていた生地構造で、繊維業界では長い歴史を持つ素材です。
ただし、ここが落とし穴。 「サーマルと書かれている=吸湿発熱機能がある」という意味ではありません。 凹凸のある生地なのか、別の保温機能があるのかは、商品説明で確認してください。
日本化学繊維協会の資料でも、吸湿発熱は繊維が水分を吸着する際に発生する熱を利用する仕組みとされており、生地の凹凸構造とは別の原理です。 「サーマル」という言葉だけで発熱機能まで期待すると、実際の着用感とのギャップが生まれます。
また、「サーマルパンツ」を探すときは、外穿き用のパンツと、パンツの下に穿くインナーを分けて見ることが大切です。
インナー用なら、手持ちのパンツと重ねたときに、太ももや膝が窮屈にならないか。 外穿き用なら、ポケットや前開き、シルエットが通勤に合うか。 同じ呼び方でも、確認する場所は変わります。
厚手生地|秋から使える選択肢。ただし「厚い=防風」ではない
厚手生地は、その名のとおり、生地に厚みがあることを指します。 裏側が起毛しているとは限りません。
「ふわふわした裏面より、普段のパンツに近い穿き心地が好き」 「秋から使い始めて、寒くなったらインナーも組み合わせたい」
そんな方は、厚みのあるパンツを起点に考える方法があります。
ただし、厚みだけで暖かさが決まるわけではありません。 素材や生地の構造、風の通りやすさ、サイズ感も関係します。
これ、意外ですよね。 重みや厚みがあっても、防風仕様とは限らない。 反対に、見た目が薄くても、風を防ぐ機能を備えたものはあります。
繊維製品の保温性は、生地の厚さだけでなく、繊維間に含まれる空気の量や生地の密度にも左右されます。 日本繊維製品品質技術センター(QTEC)の解説でも、保温率は生地の厚さと必ずしも比例しないことが示されています。
冬の徒歩・自転車通勤まで考えるなら、「厚手」という説明に加え、保温や防風についてどこまで記載されているかを確認しましょう。 「厚い=暖かい=風も防げる」と三段論法で考えないことが、失敗を防ぐコツです。
裏起毛パンツはいつから穿く?9月・10月は月より気温で判断する
「秋服はいつから着る?」 「9月の服装に裏起毛パンツは早い?」
夏の終わりに準備を始めると、買う時期と穿き始める時期を一緒に考えてしまいがちです。
でも、この二つは分けて大丈夫。 8月後半や9月に秋冬のパンツを比較しておき、実際に穿く日は天気予報と体感で決めましょう。
日中が20度を超える日は、裏起毛を急がなくていい
日中の気温が高い日は、秋らしく見せるためだけに保温性を上げる必要はありません。
グンゼの解説(2024年)でも、気温が20度を超える日に裏起毛を着ると、暑さや汗ムレを感じる可能性があるとされています。
9月・10月のメンズ通勤服なら、まずは手持ちのロングパンツを活かし、トップスや羽織りとの組み合わせを変える方法もあります。
白のトップスに黒のパンツ、そこに落ち着いた色の羽織りを合わせる。 厚着をしなくても、こうした組み合わせで秋の装いは十分つくれます。
販売データを見ると、9月に裏起毛パンツを購入されるお客様は、「今すぐ穿きたい」というよりも「冷え込む前に確保しておきたい」という方が多い印象です。 買う時期と穿く時期は、別でいいんです。
最高気温15度前後が、裏起毛を検討するひとつの目安
裏起毛を取り入れる目安として、グンゼ(2024年)では最高気温15度以下になる時期を挙げています。
ただし、「15度になったら全員が裏起毛パンツ」という意味ではありません。 これは衣類選びの一般的な目安であり、特定のパンツの適温を示すものでもありません。
駅まで歩く時間が長いのか。 出勤が早朝なのか。 オフィスは暖かいのか。 こうした条件を加えて判断してください。
朝晩は寒くても日中は暖かいなら、最初から保温性を高くしすぎないほうが、自分に合う組み合わせを探しやすくなります。
お客様からいただいた声で印象的だったのが、「15度を目安にしていたけど、自分は寒がりだから18度くらいから裏起毛を穿いている」というもの。 数字はあくまで出発点。最終的には自分の体感が正解です。
最低気温と、帰宅する時間帯も忘れずに
天気予報を見るときは、最高気温だけでなく、家を出る時間と帰宅する時間の気温も確認しましょう。
「昼は暖かい予報だったのに、帰りの駅で冷えた」という失敗、経験ありませんか。 これを避けるには、実際に外にいる時間帯の気温を見ることが大事です。
気象庁のアメダスデータでは、1時間ごとの気温を確認できます。 朝7時と夜8時の気温差が10度以上ある日も珍しくないので、「最高気温」だけで判断するのはリスクがあります。
上半身も含めた調整方法は、[秋の気温別コーデ|気温差に打ち勝つ30-40代メンズコーデ]で紹介しています。
まだ使う夏服と秋服を整理したい方は、[夏物はいつしまう?失敗しない衣替えと、秋まで残していい服の見分け方]も参考にしてください。
通勤タイプ別|暖かさときれいめを両立する使い分け
「暖かいパンツが欲しい」と一口に言っても、通勤スタイルによって正解はまったく違います。 ここでは三つのタイプに分けて、それぞれの選び方を整理します。
電車通勤・デスクワーク中心なら「室内で暑すぎないか」を優先
徒歩区間が短く、日中は暖房の効いたオフィスで過ごす。 そんな日は、外の寒さだけに合わせてパンツを選ばないことが大切です。
最初から厚い裏起毛と保温インナーを重ねるのではなく、まず普段のパンツで何が足りないのかを考えてみましょう。
気になるのが通勤中の寒さなのか、座っているときの脚の冷えなのかで、必要な対策は変わります。 ここを曖昧にしたまま「とにかく暖かいやつ」を選ぶと、オフィスで汗をかく羽目になります。
パンツやその下のインナーは、職場で簡単に脱ぎにくいもの。 厚みや重ね穿きを増やす前に、上半身の羽織りで調整できる部分も確認しておくのが賢い順番です。
お客様からよくいただく質問に「暖房が強いオフィスなんですが、裏起毛パンツは避けたほうがいいですか?」というものがあります。 一概には言えませんが、室温が25度前後に保たれている環境なら、厚手の裏起毛より、通常の厚みのパンツ+薄手のインナーのほうが快適なケースは多いです。
徒歩・自転車通勤なら「保温」と「防風」を別々に見る
外で過ごす時間が長い日は、暖かさに加えて、風への備えも必要です。
ここで多くの人が見落とすポイントがあります。 保温用の衣類と、風を防ぐ衣類は役割が異なるということ。
裏起毛や厚手生地だからといって、防風性まで備えているとは限りません。 商品ページでは、生地の暖かさに関する説明と、防風仕様の有無を分けて確認してください。 雨の日まで対応させたい場合は、防水性についても別に見る必要があります。
裾から足首が大きく出ていないか、ソックスとの間に隙間ができないかもチェックしましょう。 自転車では、裾がチェーンなどに巻き込まれない形や着用方法を優先してください。
正直に言うと、自転車通勤で「暖かくて、風も防げて、見た目もきれいめ」をパンツ一本で完璧に満たすのは難しいです。 だからこそ、保温と防風を別のレイヤーで考える発想が大事なんです。
来客・商談がある日は、暖かさより先に服装のルールを確認
暖かくてラクでも、その日の仕事に合わなければ出番はつくりにくいですよね。
オフィスカジュアルが認められている職場なら、表面の見え方や裾の形、トップスとのバランスを確認しながら選びましょう。
特に裾リブのパンツやジョガーパンツは、一般的なスラックスよりカジュアルな印象になります。 「ジャケットを合わせればどんな商談にも対応できる」と思うかもしれません。 …けど、実は違います。 パンツの形そのものがカジュアルだと、ジャケットとのバランスがちぐはぐになることもあるんです。
スーツが必要な日は職場や訪問先のルールを優先し、その範囲で保温できる組み合わせを考える。 この順番なら、暖かさと仕事着としての使いやすさを整理できます。
よくある失敗として、「暖かいパンツを一本だけ買って、すべてのシーンで使おうとする」というケースがあります。 通勤用と商談用、せめて二つの場面を想定しておくと、結果的に着回しの幅が広がります。
my dayのPICK UPから選ぶ、秋の通勤パンツ3本
ここからは、my dayのPICK UPに掲載されているパンツを、厚み・機能・シルエットの違いで比較します。
以下の3本は、裏起毛や吸湿発熱機能をうたう防寒専用パンツとしてではなく、秋の通勤や、寒い日の重ね穿きの土台として検討したいアイテムです。
本格的な冷え込みや長時間の屋外移動に備える場合は、別途、保温・防風の仕様を確認できる衣類も含めて選んでください。
厚みのある一本から比較するなら|Stretch Jogger Pants
【編集部ピックアップ】Stretch Jogger Pants|13,200円(税込)
「薄いパンツから替えたい。でも、硬くて動きにくいものは避けたい」
そんなときに比較したいのが、Stretch Jogger Pantsです。 商品説明では、しっかりした厚みと柔らかさを備え、オールシーズン使えるパンツとして紹介されています。
素材はレーヨン80%、ナイロン15%、ポリウレタン5%。 ストレッチ性に加え、7つのポケットを備えている点も特徴です。
秋の通勤では、生地の厚みと動きやすさの両方を見たい方の候補に。 写真のように白のトップスとグレーのカーディガンを合わせれば、色数を抑えた日常の組み合わせをつくれます。
冬にインナーを重ねる予定があるなら、ウエストだけでなく、ヒップや太ももの余裕も確認しましょう。 伸びる生地でも、重ね穿きで窮屈にならないサイズ選びは必要です。
ただし、ジョガーパンツ特有の裾リブは、商談やフォーマルな場面ではカジュアルに見えることがあります。 使うシーンを想定してから選ぶのがおすすめです。
[Stretch Jogger Pants]
残暑から秋の着回しを考えるなら|Functional Pants

【編集部ピックアップ】Functional Pants|12,100円(税込)
「今あるトップスを活かしながら、秋の通勤服を整えたい」
そんな方には、Functional Pantsという選択肢もあります。
スウェットのラフさとスラックスのような印象を組み合わせたデザインで、素材はポリエステル100%。 裾リブ仕様と、生地に施された撥水加工が特徴です。
夏の終わりは手持ちのトップスと合わせ、涼しくなったらシャツやカーディガンに替える。 パンツを軸にして、上半身の組み合わせを変えていく使い方を考えてみてください。
なお、撥水加工は、保温・防風・防水を意味するものではありません。 撥水は生地表面で水を弾く加工であり、暖かさを補う機能とは別物です。 ここを混同すると、「撥水だから冬も大丈夫」と過信してしまうので注意しましょう。
裾リブのカジュアルな形が職場に合うかは、着用写真で確認を。 冬にも使う予定なら、インナーを重ねたときのゆとりまで見ておくと、購入後の使い方をイメージしやすくなります。
[Functional Pants]
ジャケットに合わせる細身の形を選ぶなら|Stretch Skinny Pants

【編集部ピックアップ】Stretch Skinny Pants|13,200円(税込)
「秋冬はトップスにボリュームが出るので、パンツはすっきり見せたい」 「細身が好きだけれど、座るときの窮屈さは気になる」
そんな方に比較していただきたいのが、Stretch Skinny Pantsです。
素材は綿98%、ポリウレタン2%。 ストレッチ素材とウエストゴムを採用し、シンプルなデザインに仕上げています。
写真のようにジャケットと白のトップスを合わせれば、細身のパンツを使った着こなしの参考になります。 手持ちのニットや羽織りとのバランスを見ながら、秋の一本を選びたい方にも向いている候補です。
ただし、細身のシルエットと、厚いインナーの重ね穿きは相性が悪いことも覚えておいてください。 冬に重ねるなら、太ももや膝が張らないかを確認しましょう。
無理に大きいサイズを選ぶのではなく、商品ページの寸法と、手持ちの穿きやすいパンツを比べることから始めてみてください。 綿98%という素材構成は肌触りの良さにつながりますが、化繊ベースの生地と比べると乾きにくい傾向があります。 洗濯頻度が高い方は、この点も判断材料に入れておくといいでしょう。
[Stretch Skinny Pants]
購入前に確認したい、サイズとお手入れのポイント

「サイズはいつもMだから大丈夫」と思っていませんか。 …実は、それが通勤パンツ選びで最も多い失敗パターンのひとつです。
立ち姿だけでなく、座ったときの太ももと膝を見る
通勤パンツは、立っている時間だけでなく、電車やデスクで座っている時間も長いものです。
試着できる場合は、椅子に座る、膝を曲げる、軽く歩くといった普段の動作を確かめてください。 冬用のインナーを合わせる予定なら、その状態で確認するのがわかりやすい方法です。
通販では「いつもMだから」とサイズ名だけで決めず、ウエスト・ヒップ・わたり幅・股下の実寸を見比べましょう。 同じブランドでも、形が違えば寸法は変わります。
また、裾は短すぎても長すぎても使いにくいもの。 座ったときに足首が大きく出ないか、立ったときに裾が余りすぎないかを、靴やソックスと合わせて考えてみてください。
お客様からいただく声で多いのが、「立ったときはちょうどよかったのに、座ると太ももがパンパンになる」というもの。 特に厚手の生地やストレッチが少ない素材では、この差が顕著に出ます。
「暖かい」「伸びる」と「洗える」は別の確認項目
毎日の通勤に使うなら、お手入れ方法も購入前に見ておきましょう。
裏起毛だから家庭洗濯できる、ストレッチ素材だから洗濯機で洗える、と判断することはできません。 家庭洗濯の可否、洗い方、乾燥機の使用可否は、それぞれ洗濯表示で確認してください。
消費者庁の「洗濯表示(取扱い表示)」ガイドラインでは、JIS L 0001に基づく記号で洗い方が示されています。 「手洗い可」と「洗濯機可」では扱いが異なるので、記号の意味を一度確認しておくと安心です。
暖かさは気に入っても、お手入れ方法が生活に合わなければ、着回しに組み込みにくくなります。 「週に何回穿くか」「何日おきに洗うか」まで想像してから買うと、購入後の後悔が減ります。
洗濯のしやすさも重視する方は、[洗えるスラックスは本当にラク?買う前に見るべき5つの条件]も参考にどうぞ。
秋冬の暖かいパンツ選びでよくある質問
Q. 裏起毛とサーマルは、どちらが暖かいですか?
名称だけでは決められません。
裏起毛は起毛加工、サーマルは凹凸のある生地などを指す名称で、素材・厚み・構造が商品ごとに異なります。 保温性能の比較情報がない場合は、どちらが上かと決めつけず、商品仕様と使う場面を確認しましょう。
Q. 裏起毛パンツはオフィスカジュアルに使えますか?
職場のルールと、パンツの見た目によります。
裏起毛は内側の仕様なので、それだけで仕事着に向く・向かないが決まるわけではありません。 表面の素材感、シルエット、裾の形、合わせるトップスまで含めて判断してください。 スーツや一般的なスラックスが求められる場面では、そのルールを優先しましょう。
Q. 普段のパンツにインナーを重ねれば、冬の通勤にも使えますか?
重ね穿きは保温を補う方法のひとつですが、それだけで十分かは、気温や風、屋外にいる時間によって変わります。
まずは窮屈にならずに重ねられるかを確認し、寒さが厳しい日には、防寒向けの仕様を備えたパンツも検討してください。 また、インナーはオフィスで脱ぎにくいため、室内で過ごす時間が長い日は、保温性を上げすぎないことも大切です。
Q. 9月に秋冬用パンツを買うのは早いですか?
比較や準備を始める時期として、早すぎると考える必要はありません。
ただし、買った日から無理に穿く必要もありません。 秋に使う一本と、本格的な寒さに備える一本を分けて考えると、必要な役割を整理できます。 今ある服に合わせやすい色や形を先に決め、裏起毛などの防寒仕様は、実際の通勤環境に必要かどうかで選びましょう。
Q. サーマル生地のパンツは一枚で外穿きできますか?
商品によります。
サーマル生地のアイテムには、インナー用と外穿き用があります。 インナー用は薄手でフィット感が強く、ポケットや前開きがないものも多いです。 外穿き用として販売されているものなら、シルエットやディテールを確認したうえで通勤にも使えます。 商品説明に「インナー」「アンダーウェア」と書かれている場合は、一枚での外穿きは想定されていない可能性が高いです。
Q. 厚手のパンツなら裏起毛がなくても冬を越せますか?
通勤環境によります。
屋外にいる時間が短く、オフィスの暖房が効いている環境なら、厚手の生地だけで十分なケースもあります。 一方、徒歩や自転車で長時間移動する場合は、厚みだけでは風を防げないこともあります。 「厚手=冬OK」ではなく、保温と防風を分けて考えましょう。
Q. 裏起毛パンツは洗濯機で洗えますか?
商品ごとの洗濯表示を確認してください。
裏起毛だから洗えない、あるいは洗えるという一般論はありません。 洗濯機使用可でも、ネット使用や水温の指定がある場合があります。 起毛面を長持ちさせるには、裏返してネットに入れる方法が推奨されることが多いです。
Q. 体型ががっちりしていますが、暖かいパンツ選びで気をつけることは?
太ももやヒップにゆとりがあるシルエットを選ぶことが最優先です。
がっちり体型の方が細身の裏起毛パンツを選ぶと、起毛のボリュームぶん余計に窮屈になります。 テーパードやストレートなど、太もも周りにゆとりがある形を選び、裾に向かって細くなるデザインですっきり見せるのがおすすめです。
Q. 暖かいパンツの色選びで失敗しないコツは?
黒・チャコール・ネイビーの3色から選ぶと、手持ちの服と合わせやすくなります。
暖かいパンツは使用頻度が高くなるので、どんなトップスにも合う色を選ぶのが実用的です。 明るい色やカジュアルな色は、合わせるアイテムが限定されやすいので、2本目以降に検討するのが無難です。
Q. 裏起毛パンツと普通のパンツ、両方持っておくべきですか?
通勤環境に寒暖差がある方は、2本持ちが便利です。
暖房の効いたオフィスで過ごす日は通常の厚手パンツ、屋外での移動が多い日は裏起毛パンツ、と使い分けると一日を通して快適に過ごせます。 1本で済ませたい場合は、中間的な厚みのパンツ+インナーの組み合わせで調整する方法もあります。
まとめ|暖かいパンツは「一日を通して穿きやすいか」で選ぼう
秋冬のパンツ選びでは、裏起毛・サーマル・厚手生地の名前だけで暖かさを判断しないことが大切です。
最後に、この記事のポイントを整理しておきます。
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裏起毛は「加工」、サーマルは「熱に関する名称や生地の特徴」、厚手は「厚み」を表す言葉で、同じ基準の分類ではない
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裏起毛は起毛した裏面に空気を含ませて保温するもの
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サーマルは凹凸のある生地が代表的で、「サーマル=発熱機能」とは限らない
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厚手生地は厚みそのものを表し、防風性まで保証する言葉ではない
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暖かいパンツは「外にいる時間」と「室内の暑さ」のバランスで選ぶ
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日中20度を超える日は裏起毛を急がなくていい
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最高気温15度前後が裏起毛を検討するひとつの目安
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最低気温と帰宅時間帯の気温も確認する
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電車通勤・デスクワーク中心なら室内での暑さを優先して考える
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徒歩・自転車通勤なら保温と防風を別々に確認する
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来客・商談がある日は服装ルールを先に確認する
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サイズは立ち姿だけでなく座ったときの太もも・膝もチェック
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「暖かい」「伸びる」と「洗える」は別の確認項目
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通販ではサイズ名ではなく実寸で比較する
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買う時期と穿き始める時期は分けて考えてOK
秋から使う厚みのあるパンツを比較するなら、Stretch Jogger Pants。 撥水加工や裾リブのデザインを見たいならFunctional Pants。 細身のシルエットを重視するならStretch Skinny Pantsが候補になります。
まずは商品ページの着用写真とサイズ表を見て、今あるトップスや、手持ちの穿きやすいパンツと比べてみてください。
朝の寒さだけでなく、帰宅するまで気持ちよく穿けるか。 そんな視点で、次の一本を選んでいきましょう。
※掲載価格・PICK UPへの掲載状況は2026年10月確認時点のものです。最新の価格、在庫、サイズ、商品仕様、取り扱い方法は各商品ページをご確認ください。
■この記事について
my day編集部|「毎日同じ服を着るワーカホリックな男性のための定番服」をコンセプトに、30-50代男性に向けた実用的なファッション情報を発信しています。ブランド設立から累計販売着数は10万着を突破。お客様の声を大切に、本当に役立つ情報だけをお届けします。
暖かいパンツと合わせたい、秋の通勤を快適にするトップス
秋冬の通勤では、パンツでしっかり防寒する分、トップスは温度調節しやすく快適なものを選ぶのがポイントです。ここでは、暖かいパンツとの相性が良く、忙しい朝の時短にもつながるmy dayのおすすめトップスをご紹介します。
Bliss Long T-shirts
スポーツウェアのような機能性とシルクのような着心地を両立した長袖Tシャツです。防シワ加工でアイロンがけが不要なため、忙しい朝の準備がスムーズに。ストレッチ性が高く、厚手の羽織りやジャケットのインナーとしても窮屈感なく着用できます。秋口から春先まで、通勤コーデのベースとして活躍する一枚です。
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